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野球 コラム 2021年4月20日

【中日好き】石川昂弥、実戦復帰

野球好きコラム by 森 貴俊
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故障から復帰した石川昂弥

3月下旬、石川昂弥は足の故障を患った。右足の太もも前側の損傷。筋肉が集中する場所、代用の筋肉が多くある為、無理をすればできなくもないが大事をとり試合のメンバーからは外れた。

残留組での練習の日々、試合に出たい気持ちを抑えリハビリに励んだ。石川は「もともと僕は身体が硬いんで。股関節周りの柔軟性を高める事をやりました」。グラウンドの練習前、トレーニングルームで1時間、股関節の柔軟性、そして強化に努めた。

ケガの功名もある。

石川は「股関節周りの取り組みがいい方に出ていますね。柔軟性も上がり動きが良くなったと感じます」と手応えを口にした。

4月15日ナゴヤ球場で行われたシート打撃。3ボールから振りぬいた打球はレフトスタンドの高いネットを超えていった。その場に居合わせたスタッフは全員その打球に見惚れた。鮮やかで迫力ある石川昂弥の打球だ。

石川は「問題なくやれています。来週には100%行けます」。
待ちに待った実戦復帰だ。

4月20日の全体練習復帰後、仁村二軍監督は「まだ、跳ねるような動きをしているのが気になる。もう少し落ち着いてほしいかな」。

「彼はレギュラーとして試合に出ないといけない選手。代打1打席だけとか限定した使い方はしたくないね。二軍戦に出られる状態ならレギュラーとして使いたい」と話した。将来のレギュラー4番打者を育てる方針は開幕前から一貫している。

仁村二軍監督は開幕前、「一軍の開幕に昂弥はないです。まだやる事はたくさんあるんでね。昂弥は1つ覚えると早い。結果は出してほしいけど、一方で矛盾して聞こえるが、一軍で早めに結果が出て勘違いされてしまうのが怖いんだ」。

「そうやって短命に終わっていった選手は山ほどいる。そんなレベルで彼を終わらせるわけにはいかない。悪くなった時、トンネルに入った時に立ち返る形も覚えさせないといけない」と話した。

一軍打線は状態が良いとは言えない。貧打に苦しむ起爆剤としての期待も高まるが、仁村二軍監督は長期目線で石川のプランを考えている。

将来の4番として

入団時、身長の高さは際立ったが、ユニフォームを着てプロの輪に加わると、去年の正直な印象は「細い」だった。しかし、今の石川昂弥の立ち姿を見ていると明らかに下半身が大きくなっている。ルーキーイヤーのあどけなさは抜け、プロの身体に変貌しつつある。

「太もものサイズが今は68センチ。去年と比べても3から4センチ太くなりました。去年と同じユニフォームの採寸でしたが今はちょっときついですね」と笑う。

持って生まれた大らかさ、誰にでも好かれる柔らかも石川昂弥の魅力だ。咲かせる以上は大輪の花を!そんな球団の思いを本人も十分に感じつつ日々進化を止めない。我慢と根気を積み重ねた先には、ドラゴンズが待ち続けた長距離砲の花が咲く。

文/写真:森貴俊(東海ラジオ)

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森 貴俊

1976年愛知県出身。東海ラジオ放送スポーツアナウンサー。ドラゴンズ戦中心のガッツナイターをはじめJリーグ、マラソン等スポーツ実況を担当。原点回帰を胸に、再び強き竜の到来を熱望する43歳。日々体力の衰えを感じるがドラゴンズへの喜怒哀楽は衰え知らず。今年もマイクの前で本気で泣いて怒って笑います!

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