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4号ホームランで打率は.364に
二刀流スターのバットから響く快音が止まない。
エンジェルスの大谷翔平は現地4月13日(日本時間14日)、敵地カウフマンスタジアムでのロイヤルズ戦に先発出場すると、チームトップの今季4号ソロを含む3安打と活躍し、今季の打率を.364とした。試合は2-3でエンジェルスが敗れた。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で「またしてもオオタニによる“かなり壮観な試合”」と題した速報記事を掲載し、その冒頭で、「正に痛烈な2点適時二塁打で、打球初速が時速119マイル(191.5キロ)に達した史上5人目の選手となった翌日の夜に、ショウヘイ・オオタニはスピードとパワーの両方を見せつけた」と伝えた。
記事では初回の内野安打について「足でやってのけた」とした上で、「オオタニは一塁までの走塁が秒速29.5フィート(約9メートル/時速32.4キロ)に達したのだが、これはエリートレベルと言われる秒速30フィート(約9.1メートル)にわずかに及ばない速さだった」とした。
記事によると、MLBの平均は秒速27フィート(8.2メートル)であり、大谷の走力について、「彼のゲームで過小評価されている部分」とした上で、「彼は平均スプリント速度をエンジェルスで1位、そしてメジャーでは8位としてこの試合を迎えた」と、具体的なランキングでその凄さを伝えている。
さらに記事では、大谷が5回に放った特大のソロ弾について、「今季9本目の長打で、打球初速は108.9マイル(約175.3キロ)だった」と振り返った。ちなみに、このホームランの飛距離は431フィート(131.4メートル)だった。
そして、大谷が放った連日の猛打賞となるこの日3本目の安打について、ボリンガー記者は、「オオタニはまたしても、火を噴く単打を放ったのだが、この打球初速は時速111.3マイル(約179.1キロ)だった」とし、「これは今季オオタニが110マイル越えを計測した4度目の打撃だった」と伝えた。
記事によると、勢いの止まらない二刀流スターについてジョー・マドン監督は試合後、「かなり壮観だっただろ?彼はかなりの自信を持って試合に出ている。あれ以上の物は持てないだろう。あれが人間に許される限界だ」。
「そして僕らは、彼のスイングと彼のアプローチ、さらに彼がどれだけハードに打撃しているかを通してそれを見ているんだ。彼のゲームについての全てをね」と語ったとのこと。
ひょっとすると、大谷の野球辞典に「不可能」の文字はないのかもしれない。もちろん、大谷の野球辞典なるものが存在すれば、と言うことだが。
J SPORTS 編集部
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