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野球 コラム 2021年4月5日

大谷翔平、リアル二刀流デビュー。現地メディアが熱狂した「7つの驚くべき事実」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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2番ピッチャーで先発出場

エンジェルスの大谷翔平は現地4月4日(日本時間5日)、かねてより伝えられていた通り、本拠地でのホワイトソックス戦で「2番・投手」として先発出場。

打者としては初回に特大アーチを放ち、投手としては100マイル越えの速球を連発するなか、4回まで無失点に抑えるも、3失点(自責1)を喫した5回途中に、本塁での接触プレーで負傷降板となった。

現地局『ESPN』は同日付で電子版に「歴史的な先発試合で5回に片足を引きずって退場したショウヘイ・オオタニは”大丈夫“」と題した記事を掲載。

その中で、「試合後、オオタニは(接触した足について)”今のところ大丈夫“と述べており、(中略)エンジェルスのジョー・マドン監督は、オオタニは月曜に休養を取ることになるだろうが、ヒューストン・アストロズとの試合では、代打として起用可能になるかもしれないと述べた」と伝えている。

実際、大谷は9回裏に”元二刀流“のジャレッド・ウォルシュの放ったサヨナラ本塁打をダグアウトで見届けた後、本塁周辺でのセレブレーションにも参加しており、ケガの具合は深刻なものではないように見受けられた。

一方、全米スポーツ誌の『スポーツイラストレイテッド』は、大谷が1回の時点で100マイル越えの速球を投げつつ、その裏の攻撃で特大アーチを放ったことから、試合中に速報記事を掲載。

その冒頭で「ショウヘイ・オオタニが、彼の驚異的な才能の数々を見せつけるのに、時間はかからなかった」とした上で、初回に100マイル(161キロ)越えを2回記録し、本塁打の飛距離が451フィート(約137.5メートル)だったことを伝えた。

なお、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者の掲載した記事によると、投手が2番打者として先発出場したのは、1903年以来とのこと。また、MLB.comは試合後、「オオタニの夜についての7つの驚くべき事実」と題した記事を掲載しており、その中で次にように伝えている。

投げては最速101マイルをマーク

1 史上初の同一試合で球速100マイル&打球初速110マイルを記録
まず、1つ目の事実として、「オオタニは101マイル(162.5キロ)のボールを投げ、打球初速115.2マイル(185キロ)で451フィートを飛ばした」ことについて触れた。

「オオタニはスタットキャストの計測で史上初めて、同じ試合に打球初速115マイル越えと、球速100マイル越えを達成した選手となった」と伝えた。

その上で、「それもそのはずで、スタットキャスト導入以降、チームとして同じ試合で、打球初速115マイル越えと球速100マイル越えを同時に記録したのは、これがわずか40試合目だったのである」と、この大谷が沸かせた夜がどれだけ歴史的だったかを強調した。

2 史上2人目の球速100マイル以上、100マイル以上の本塁打
さらに2つ目の事実として、過去に大谷以外では、ノア・シンダーガードが唯一、球速100マイル越えを記録しつつ、打球初速100マイル越えの本塁打(打球初速を100マイルまで下げないと、他に例がなかったということ)を同じ試合で放ったと紹介。

3 エンジェルス先発投手で2番目に多い、9回の100マイル越え
その上で、3つ目の事実として、「オオタニは100マイル越えの投球を9回記録したが、これはピッチトラッキングが導入された2008年以降では、エンジェルスの先発投手として2番目の多さであり、彼を上回ったのは、2008年6月25日に10回記録したアービン・サンタナのみ」であることを明らかにした。

4 今季メジャー最速の投球&最速の打球
4つ目は「彼の記録したこの日の最速101.1マイル(162.7キロ)は、彼のキャリア最速タイ」であり、「今季、先発投手では最速」とし、「オオタニは打った本塁打の打球初速115.2マイルが、これまで2021年で最速の打球だったことを考えると、この球速の凄さはさらに素晴らしく感じられる」と、まだシーズン開幕4日目ながら、大谷が投打の両方で見せた数字の凄まじさについて伝えている。

5 同一試合で最速の投球&最速の打球を打ったのは11例目
5つ目は101.1マイルの投球と115.2マイルの本塁打の両方を記録し、その試合で最速のボールを投げ、最も速い打球を打ったのは、2015年にスタッドキャストを開始して以来、11例目。最後にこれを行った投手は、2019年5月29日のシンダーガードで、108.4マイルの二塁打と100.4マイルの投球だった。

6 投手として史上最速の打球での本塁打&エンジェルスの最速
6つ目は、この打球初速115.2マイルの本塁打は、投手による本塁打として史上最速であるばかりか(これまでは2017年にマディソン・バンガーナーの放った打球初速112.5マイルの本塁打が最速だった)、エンジェルスの選手としても最速とのこと。

7 49年ぶり、ア・リーグの投手がア・リーグのチームから本塁打
記事が取り上げた7つ目の事実によると、アメリカン・リーグの投手がアメリカン・リーグのチームから本塁打を放ったのは、「1972年シーズン最終日のロリック・ハリソン以来」。

「この日は指名打者制度が導入された前年のレギュラーシーズン最後の試合だった」とのことで、「また、オオタニは1901年以降で、打順1番か2番で本塁打を放った最初の先発投手となった」とのこと。

歴史的ずくめの夜に、思わぬ形でストップがかかったのは残念だったが、大事に至らなかったようなのは、ひとまず何よりである。恐らく、今季はこの先も二刀流スターによる“歴史的”が何度も見られることだろう。

J SPORTS編集部

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