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野球 コラム 2021年4月4日

有原航平、メジャーデビュー。勝利投手の権利を得るも勝敗はつかず

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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有原、初登板は勝敗つかず

レンジャーズの有原航平は現地4月3日(日本時間4日)、敵地カウフマンスタジアムでのロイヤルズ戦で先発登板し、5回6安打3失点でMLBデビューのマウンドを降りた。試合はロイヤルズが11-4でレンジャーズを下し、有原には勝敗はつかなかった。

この右腕のメジャーデビューについて、現地局『CBSスポーツ』は同日付で電子版に「レンジャーズのコウヘイ・アリハラ、MLBデビューでまずまずの出来」と題した記事を掲載。

その中で、この日の内容について、「28歳はMLBデビューで最初の4回を無失点とするスタートを切るも、5回に3点を失って降板となった」とした。

そして、「アリハラは勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りたが、カンザスシティは6回に爆発し、7得点を挙げた」と、メジャー初勝利がお預けになったことを伝えた。記事では、有原は現地金曜のパドレス戦で今季2度目の先発マウンドに上がるとしている。

一方、『MLB.com』でレンジャーズを担当するケネディ・ランドリー記者は、同日付で投稿した試合の速報記事の中で、「ロイヤルズの反撃は、レンジャーズが4-0と序盤にリードするなか、最初の3回で最少よりわずか1人多い打者としか対戦しない好スタートを切ったコウヘイ・アリハラのMLBデビューを台無しにした」とした。

その上で、有原が4回まで無失点としながらも、5回に先頭打者ホームランを浴びるなど、3失点したことについて触れた上で、「アリハラは、ロイヤルズ打線との2巡目と3巡目の対戦では、球種の選択が最良ではなかったと述べており、彼は思うほど初球のストライクが投げられず、打者にカウントで先行を許すこととなった」と、5回に陥った苦境の要因について伝えた。

また、ランドリー記者は有原が5回で降板となった経緯について、「アリハラは6回もマウンドに戻って投げることはできたと述べており、コーチ陣が許すのであれば、もう少し長く投げたかったと述べている」とした。

そして、「クリス・ウッドワード監督は、彼を6回もマウンドに上げることについて熟考したが、監督は5回に打たれたことを考慮し、アリハラのデビューを気分良く終わらせたかったと述べている」と伝えている。

待望のMLBのマウンドに立った有原にとっては悲喜こもごものデビュー戦となったが、内容的には及第点の出来映えと言えそうだ。

J SPORTS編集部

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