ダルビッシュ有、「エースの中のエースが開幕先発」と現地メディア

マエケンとともに開幕投手

ダルビッシュ有がパドレスの開幕投手を務めることが正式に決定した。

現地スポーツ局『ESPN』は、現地25日付で電子版に掲載した速報記事で、「ジェイス・ティングラー監督は、来週木曜のアリゾナ・ダイアモンドバックス戦で、右腕のユウ・ダルビッシュがサンディエゴ・パドレスの開幕投手となる予定だと述べた」と伝えた。

記事によると、この春、登板機会の少なかったディネルソン・ラメットも、もう少し実戦での時間を積むことができれば開幕投手の候補となる可能性があったとのことで、開幕2戦目は2018年にアメリカン・リーグのサイヤング賞を獲得したブレイク・スネルが先発マウンドに上がるとのことである。

なお、今回の決定についてティングラー監督は、「正直、かなり難しい決断だった。もし、ラメットが間に合っていたら、決断は極めて難しいものになっていたところだった。と言うのも、彼も開幕戦で先発すると主張できるだけの言い分はあったからね」。

「どちらにせよ、間違った判断はしようがなかっただろう。どちらになってもおかしくなかった。ダルビッシュについては、過去3年について見ているし、スネルも同じような感じだね。それに僕は、右腕、左腕と続く事実も気に入っているし、その後は、恐らく右腕が1試合、あるいは右腕が2試合続くことになると思う」と述べたとのこと。

一方、『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、同日付で「エースの中のエース：ダルビッシュが開幕先発」と題した記事を投稿した。

その記事の冒頭で、「パドレスがこのオフシーズンに次から次へとエースを獲得し、このスポーツで最も刺激的な先発ローテーションを築き上げていく中、注目に値する副作用が急激に浮上してきた」。

「この3月、彼らは球団史上最も興味をそそる開幕投手の決断を迫られることとなった」とした上で、「決定は下された：ユウ・ダルビッシュだ」と報じた。

記事によると、チームメイトのウィル・マイヤーズは開幕先発が決まったダルビッシュについて、「今年は、彼と対戦して三振しなくて良いのがいいね。彼は素晴らしい男だよ」。

「彼はこれまで、ここのクラブハウスでも最高だね。ここにいる誰もが、彼の務めを果たす姿を見るのを楽しみにしている。彼は球種がかなり豊富で、どの球種も好きな時に投げられるんだ」と称賛したとのこと。

これで、今季MLBは、ダルビッシュと前田健太が開幕投手の大役を任されることが決まった。幸い、試合開始時間には2時間のズレがある。