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10試合連続安打中の大谷
エンジェルスの大谷翔平は現地23日(日本時間24日)にカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のレンジャーズ戦で、1番・指名打者で先発出場すると、3打数1安打1盗塁でオープン戦の連続安打を10試合に伸ばした。
この春、二刀流スターとしての資質を遺憾無く発揮する大谷について、現地メディアでは度々その理想的な起用方法に関するニュースが報じられてきたわけだが、今度は現地紙『ロサンゼルスタイムズ』が現地23日付で電子版に「エンジェルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニの先発とスイングを最大化する独創的方法」と題した記事を掲載。
まず記事では、「エンジェルスの二刀流スターにとって、打撃と投球の正しいバランスは何なのか?」。そして、「彼の価値の最大化と、彼をケガや疲労から守る上での線引きはどこなのか?」と問いかけた。
それは、「オオタニがセンセーショナルなデビューを遂げた2018年に、野球全般で最も議論されたトピックだった」とし、その後、ケガにより、投手としての大谷のプレーが著しく制限されたことについて触れた。
その上で、「しかし、3年が経った今、オオタニはカクタスリーグで打率.600、4本塁打、そしてマウンド上では8回を投げて14奪三振と、センセーショナルなスプリングトレーニングで、これらの疑問を再燃させた」とした。
記事によると、「複数の専門家は、オオタニのシーズンは、打者として112試合から124試合に出場し、最高500回打席に立つと予想し、投手としては12試合から18試合に先発し、投球回は100イニングに満たないと予想した」とのこと。
その上で、記事では「しかしながら、健康であり続けるならば、オオタニはもっと頻繁に登板する予定でいる」とし、「彼は30試合近くの先発登板を予定することも可能と述べた」と本人の意見を伝えつつ、マドン監督による「我々は何も制限は設けない。彼も同じように考えているのは良いことだね」とのコメントを引用した。
さらにマドン監督は、週1で先発登板し、その前後の試合では大谷を打者として起用しないという従来の方法について、「彼を(先発の)前日、先発の日、そしてその翌日と、3試合でシャットダウンさせなければならないというのは、何とも悪い考え方だ」。
「だから、今は色々と試すのが重要だと思う。というのは、全ては彼がどう感じるかであり、私がどう感じるかと言うことではないのだよ」と述べたとのこと。
こうしたマドン監督のコメントや、スプリングトレーニング序盤にマドン監督が、先発登板前日は「慎重になる」と示唆したことから、「登板翌日に打者として出場するかどうかは、彼の体調次第になりそうだ」と予想した。
また、こうした議論自体、「望ましいジレンマであり、オオタニが今一度、エンジェルスで最も多才な武器としてプレーし始めたことのリマインダーなのだ」と締め括った。
一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で「オオタニは(文字通り)高みにいる人々を知っている」と題した記事を投稿。
その中で、「二刀流スターのショウヘイ・オオタニは、この春、ボールを衛星軌道まで打ち上げるだけに止まらず、この月曜には宇宙にいる日本人宇宙飛行士のソウイチ・ノグチから連絡を受けた」と、二刀流スターが、現在国際宇宙ステーションに滞在中の野口聡一さんと通話したエピソードについて伝えた。
これには捕手のマックス・スタッシとマドン監督も同席したようで、記事によるとマドン監督は、「閉鎖空間に6ヶ月もいて、さらにやることが山ほどあるなんて、私には想像できない。とても感銘を受けた。彼はとても陽気だったよ」と感心しきりだった模様だ
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J SPORTS 編集部
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