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野球 コラム 2021年3月22日

大谷翔平、1番バッターで2安打、先発投手で164キロ。現地メディアやメジャーリーガーの度肝を抜く

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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1番ピッチャーで先発出場

エンジェルスの大谷翔平は、現地21日(日本時間22日)に開催されたカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のパドレス戦で、1番・投手で先発出場。投打で活躍して、今季の二刀流復活に疑問の余地がないことを見せつけた。

投げては強力なパドレス打線を相手に、4回5奪三振(2安打1失点)と好投し、打ってはマルチ安打を記録した、二刀流スターの躍動感溢れるプレーについて、現地紙『ロサンゼルスタイムズ』は、同日付で電子版に「投球とリードオフ? エンジェルスのショウヘイ・オオタニはそれを簡単に見せた」と題した記事を掲載。

その中で「彼のレジェンドはこの春に生まれ変わり、彼の二刀流のポテンシャルに対する有望性は、特大ホームランと3桁(100マイル以上)速球の度に再度出現し、日曜にはオオタニによる最新の伝説的な画期的出来事が繰り広げられた」とした。

そして、「エンジェルの1番打者として、彼は2安打1四球とし、エンジェルの先発投手として、彼は4回を投げ、5奪三振1失点で速球は最速101.9マイル(164キロ)を計測したのである」と伝えた。

一方、同じく現地紙『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に掲載した速報記事の冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは日曜に、メジャーリーグにおける二刀流選手を新たなレベルに持って行った」とした。

そして、「投手たちはナショナル・リーグの試合で、ルーティンとして打つが、彼らは1番打者としては打たないし、彼らはオオタニが求められるように、打席での貢献を期待されることはない」。

その上で、この試合の大谷についてマドン監督が述べた、「本当にずば抜けていた。彼は完璧な試合をプレーした。打席で素晴らしく、マウンドでもとても良かった」とのコメントを伝えた。

当然のことながら、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者も、同日付で電子版に記事を投稿しており、その冒頭で、「二刀流スターのショウヘイ・オオタニは、完全に健康となった今、彼は野球のダイアモンドでほとんど何でもできることを証明している」と表現。

記事によると、この試合で先発投手として大谷と対戦し、1回に単打を許した2018年アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投手のブレイク・スネルは、大谷について「あの男は異常だ。彼は100(マイル)を投げ、良いスイングができて、逆方向へ打てるんだ」。

「彼はとにかく、(投打の)両方において万能の素晴らしい選手であり、それは正気とは思えないほど難しいことなんだ。彼が投げて打って、その両方で考え方を持っていて、両方において超一流でいるのは、とても素晴らしいことだ」と述べたとのこと。

このまま行くと、ベースボールの世界で、大谷にできないことを探すことの方が難しくなりそうだ。

J SPORTS編集部

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