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野球 コラム 2021年3月18日

名実ともにオリックスのリーダーとして オリックス・バファローズ 吉田正尚選手インタビュー

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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タイトルホルダーとして迎えた6年目のシーズン。今シーズンから選手会長に就き、名実ともにリーダーとしての活躍が期待される中、宮崎でキャンプ中の吉田正尚選手に話を聞いた。第1回はチームの雰囲気や選手会長就任に関して、そして少しプライベートついてもお伺いしました。(取材日:2021年2月中旬)

◆首位打者のタイトル獲得とキャンプのテーマ

吉田正尚選手

―― 昨年は最後まで柳田選手(ホークス)などとタイトル争いをされましたが、柳田選手の凄さとか感じられましたか?
(吉田) ギータさんは凄いですよね。ホームランもオリックス戦でどでかいのを何本か打っていますし、見ていて、規格外というか、日本のプロ野球12球団の中でも頭一つ抜けている選手だと思っています。

―― 打率では柳田選手を上回って、タイトルを獲りました。
(吉田) 野球では数字はつきものなので、1番を目指してやっていきたいと思っていました。その前の年は2位で終わってしまったので、去年1位を取れたのは自分の中でも大きかったと思います。

―― 春季キャンプについてお伺いします。今年のキャンプのテーマを教えて下さい。
(吉田) 毎年レベルアップすることを考えて、個人的には1月4日からスタートしています。チームに入って、またチームプレーなどを含めて、自分の時間を見つけながらレベルアップしていければと思っています。

―― 何か新たな取り組みはありましたか?
(吉田) 去年の数字も見ながら、まだまだ成長できるところもたくさんあります。バット工場へ行ったりしましたし、いろいろ新しいものも取り入れています。

―― 春季キャンプ中盤(取材時)ですが、何か過ごし方はありますか?
(吉田) 1番はケガをしないということ。今まで作り上げてきたものが、ケガによってなくなる。マイナス面が大きいので、そこに一番気をつけています。身体が慣れてきて、身体が動く、そういった調子のいい時に限って、肉離れやケガがつきものなので、準備の段階で入念に身体のケアやチェックをして、プレーに入っていくところです。

◆選手会長就任とリーダーとしての自覚

吉田正尚選手

―― 今年は選手会長という肩書もつきました。気持ちや行動で変わったところはありますか?
(吉田) キャプテンはどのスポーツでもありますが、選手会長は他ではあまりなく、グラウンドのリーダーではなく、選手を代表して意見を言ったりする立場です。ただ、今年6年目のシーズンを迎えますし、ここ3年ずっと1軍に帯同できています。オリックスにキャプテン制度がない中、若手も増えていますし、コミュニケーションを含めて、いいチームというか、勝てるチームの雰囲気を作っていけたらと思います。

―― 確かに選手会長とキャプテンは違いますし、選手会の代表ですしね。
(吉田) そうなんです。だからあまりプレッシャーを掛けないでほしいですね(笑)。

―― 若い選手が多く、年齢的にも中堅の吉田選手が引っ張ることを球団も期待していると思います。
(吉田) そういう意味で、「僕はまだ若いから」とかではなくて、みんながそういう気持ちを持てる雰囲気、ベテラン・中堅・若手、関係なく自分の色を出せるようなチーム作りをしたいという理想はあります。安達(了一)さんに副会長をやってもらっていますし、下には佐野(皓大)もいますから、そういうコミュニケーションという意味では、今のところ順調ですね。

―― オリックスの選手会長はどうやって決まりますか?
(吉田) 去年までは若月(健矢)が選手会長をやっていましたが、若月から「2年連続最下位という現実を受け入れて、もう辞めます」と(笑)。別に若月のせいではないですが、選手会長という立場がありますし、彼も責任を持ってやっていました。
今のチーム状況を見て、若月が話しを持ってきてくれました。最初は少し悩みましたが、チームを引っ張っていかなければいけない歳でもありますし、そういう巡り合わせなのかなと。もちろん、やるからには、受け入れたからには責任を持ってやりたいですし、必死にその仕事はまっとうしたいと思います。

―― 若い選手が多いチームですが、雰囲気はいかがですか?
(吉田) 非常にいいと思います。個人個人が課題を持って、それを自主トレから取り組んできています。キャンプでは、いいところをアピールしあっています。まず、チーム内の競争に勝って、パ・リーグ、12球団を倒していかないといけない。今は競争意識もありますし、みんなにチャンスもありますから、そういう意味ではいい雰囲気だと見ています。

―― 今シーズンは能見(篤史)投手が入って来たり、平野(佳寿)投手が戻って来たりと、ベテランが2人加入しました。チームに何か変化がありますか?
(吉田) やはり、野球界で長く活躍されている先輩方なので、チーム全体がリスペクトしています。そういう選手の姿勢を僕たちは真似しないといけない。聞いたらたくさんのアドバイスを頂けますし、非常に経験されている方なので、プラスに働くと感じています。

◆自慢の筋肉は「お尻」。勝負メシは奥さんの手料理

吉田正尚選手

―― 今までと毛色の変わった質問をします。マッチョマンで有名ですが、一番自信のある筋肉はどこですが?
(吉田) ガラッと変わりましたね(笑)。どこかな。最近脂肪がついているから・・・。やっぱり、野球で、バッティングで大切なお尻かな。あと、ふくらはぎも結構太いです。下半身は野球で大切ですね。

―― ウェイトトレーニングに関するこだわりはありますか?
(吉田) もちろん、こだわりはありますが、これはみんな、結構考え方によって違うと思います。ウェイトトレーニング、イコール、大きくするとか、重いものを挙げるとかではなく、僕は野球につなげていきたい。全身のバランスだったり、スイングスピードを上げるために、強い球を投げるために、どういうトレーニングをするかを考えています。単に重いものを挙げて自己満足、という考え方ではないです。常に野球につなげていきます。

―― 試合前の勝負メシはありますか?
(吉田) 奥さんの手料理!言わされている感、ありました?(笑)。

―― 奥さんの手料理で一番好きなものはなんですか?
(吉田) 結構、バランスを考えて作ってくれます。特にパ・リーグは遠征が多くて続く。外では好きなものを食べていますが、家に帰った時にバランスを考えて、例えば自分が疲れているとか、最近パワーが出ないという時に、オーダーして作ってくれるのは非常に心強いですね。

―― 息抜き、リラックスの方法を教えて下さい。
(吉田) 去年、娘も生まれましたし、その成長を見られるというのはすごく新鮮というか、なんか不思議です。自分も子供から大人に、親に変わっていって、親に孫を見せるのが、すごく不思議な感覚でした。

―― キャンプ中で長く会えないと、子どもはその間に大きくなっていますよね。
(吉田) それは楽しみにしています(笑)。

第2回は「目指すべき理想のバッティング」について。

取材:J SPORTS

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吉田 正尚(よしだ まさたか)プロフィール
右投左打の外野手。1993年7月15日生まれ。福井県福井市出身、敦賀気比高校から青山学院大学へ進み、2015年のドラフト1位でオリックス・バファローズに入団。1年目の開幕戦で「1番・指名打者」として、スタメンで一軍公式戦にデビュー。2018・2019年は打率3割2分以上、25本塁打以上、打点85以上をマークし、2019年11月に開催された「第2回WBSCプレミア12」では日本代表として出場。2020年シーズンは、打率.350で初の首位打者を獲得。パ・リーグを代表するバッターの1人。
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J SPORTS編集部

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