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プロスポーツのシーズン開幕を前に、スポーツメディアがその年の優勝予想や個人タイトルの予想を大々的に、あるいはひっそりと発表するのは世の常である。
特に野球の本場アメリカでは、「Bold Prediction」(大胆予想)なる記事が紙面、というよりもネット上を賑わすのが、春先の好例行事となっている。
もちろん、『MLB.com』も例外ではなく、スプリングトレーニング開始前から、3月も中旬になろうかという現在にかけて、多くの予想記事を掲載しており、その一環として現地12日付で、今季の最優秀防御率投手の予想記事を掲載した。
これは、各リーグから5人ずつ、計10人を候補として挙げる形式で書かれており、錚々たる面々が並んだこのリストに中には、2人の日本人投手の名がある。
ツインズ2年目の前田健太
1人目は、昨季ツインズに移籍して、いきなりエース級の働きを見せた前田健太で、なんと記事ではシェーン・ビーバーやゲリット・コールといった凄腕を抑え、アメリカン・リーグの筆頭候補にピックアップ。
記事では先ず、「マエダは昨季、防御率2.70、0.75 WHIPをマークし、サイヤング賞投票で2位になりながらも、まだ過小評価されている」とした。
その上で、「マエダは第一級の球速を持っているわけではないが、変化球により成功を収めており、フォーシーム(18.8%)ではなく、効果的なスライダー(38.6%)と、沈み込むチェンジアップ(29.4%)で弱いコンタクトを誘発している」とした。
そして、「彼の24.7%という被ハードヒット率と、時速85.3マイル(137キロ)という打者の平均打球初速は、昨季MLBで上位7%に入っている」と、データに裏打ちされた前田の強みを選出の理由に挙げた。
さらに、今季新加入のアンドレルトン・シモンズが遊撃を守り、ホルヘ・ポランコを二塁にコンバートすることで、メジャー2位を誇るツインズの堅守がこれまで以上にレベルアップする点を指摘。
「これは驚きのナンバーワン選出かもしれないが、打者をさらにまごつかせるため、カーブの使用率を高める取り組みをしているマエダにとって、今年さらなる飛躍を遂げる材料は揃っている」と結論付けた。
パドレスに移籍したダルビッシュ
一方、ナショナル・リーグでは、ルイス・カスティーヨやジェイコブ・デグロームらと共にダルビッシュ有を選出。
ダルビッシュは昨季、この候補5人の中では防御率で断トツトップの2.01をマークしているだけに、鉄板といえば鉄板のチョイスなのだが、記事では「2019年後半以降、彼は突如として打つのがほぼ不可能になった」とした。
そして「復活した制球に当惑させる変化球が増えているとあり、これまでキャリアを通じて2度2位に甘んじてきたサイヤング賞を、遂に獲得するかもしれない」とまとめている。
J SPORTS 編集部
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