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野球 コラム 2021年2月7日

【楽天好き】田中将大が合流!一挙手一投足に盛り上がる

野球好きコラム by 松山 ようこ
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1月30日の入団会見から続く盛り上がり

予想はしていたけれども、大変なフィーバーだ――。

2月5日、田中将大がキャンプ地入りしたニュースが全国でめぐった。そして、第2クールがはじまった6日、田中は左袖に「18」と刻まれた、えんじ色トレーニングウェア姿でチームに合流。

するとSNSでは、「合流」がトレンド入りした。まだ、ホームの上下ユニフォーム姿はお預けながら、「楽天のウェア姿やっぱり似合う」「違和感まったくない」の投稿があふれた。J SPORTSでも、朝から田中の動きを都度キャッチして中継した。

まずは朝一番の練習前、田中はグラウンドでチームメイトを前にして挨拶した。「7年間、アメリカで野球をやってきた経験があるので、僕が伝えられることがあれば伝えたいと思います。気軽に聞いてください」

その後まもなく、黒いノースリーブ、黒い短パン姿になって、1人別メニューでトレーニングに励んだ。SNSをのぞくと、その一挙手一投足にメディアやファンが嬉々としてざわついているのがわかる。

田中が笑えば「笑顔が眩しい!」。ブルペンに入れば「誰を見てるんだろう?」。チームメイトと談笑すれば「涌井さんと何か話してる!」。

こうした声に応えるように、この日の囲み取材では目撃された一挙手一投足に関する質問が投げかけられた。涌井との立ち話についても、メディアから「どんな話をしていたか教えてください」と尋ねられたが、これには「嫌です」と笑いながらバッサリ。「いろいろ話はしますから」「涌井さんに聞いてみてください」と先輩にお鉢を回した。

ちなみに、合流は「早いうち」「オープン戦の前には」から「2月半ばごろ」といった報道もあり、もう少し先が予想されていたが、内々に予定した通りだったようだ。

あまり裏表を見せられない田中らしく、濁しきれずにバラしてしまった形だが、「監督がいろいろと配慮してくださって、言ってくださった」と語った。大変な注目度だ。石井監督は少しでも田中にゆとりができるよう、ゆとりを持って予定を公言しておいたのだろう。

思い返してみても、田中はルーキーから大注目され、その時はキャンプ地・久米島でも空前の「マー君フィーバー」が起きたほど。そんな大スターが日本だけでなく、メジャーでも輝かしい実績を積んで帰ってきたのだから、とんでもない注目度になるのも無理はない。

そうした周囲の目線もわかっているのだろう。ブルペンで「早川投手を見ていた?」「誰かを見ていた?」といった質問には、「そう感じられるのも無理はないかなと思いますが、あまり深い意味はなく、投手みんなのピッチングを見ていただけです。活気ある雰囲気を見て、自分も刺激を受けたというか」と回答。

中継でギャオス内藤さんが解説したように、「マー君はコーチではなくて、投手はみんなライバルですから」ということを思い出した。実績が別格すぎて忘れてしまいがちだが、大スターである前に、彼もチームの一員だ。本人は誰よりも理解しているのだろう。

この日の中継中にカメラが捉えた姿は、とても自然体で他の選手との違いなど特になかった。気付いたことといえば、田中がトレーニングしながらも合間にさまざまなスタッフと談笑している姿。

初日なので顔合わせの挨拶は大切だし、8年ぶりのチーム復帰なので初対面の人も少なくない。にもかかわらず、どの人との話し姿もぎこちなさは一切見られず、すでに互いに「信頼できる仕事仲間」としての雰囲気を醸していたのは、スタッフの方たち共々、さすがプロだなと感じた。

文/写真:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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