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野球 コラム 2021年1月31日

【楽天好き】田中将大のもたらす影響。豪華な先発4本柱と注目ルーキーのせめぎ合い。沖縄キャンプのみどころ

野球好きコラム by 松山 ようこ
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田中将大は8年ぶりの楽天復帰

今季キャンプの最大のみどころは、田中将大の楽天復帰。ただ、「オープン戦の前」を目処ということなので、少し先になる。30日の会見で「本気で日本一を獲りに行きたい」「生半可な気持ちでは成功できない」と明かしたように、8年ぶりの日本野球仕様にするべく、田中はもうしばらく自主トレを継続していくようだ。

そんな田中の気概をチームの選手たちも感じながら、キャンプインする。なかでも、ルーキーたちの興奮は察してあまりある。2020年ドラフトで4球団との競合の末、獲得した本格派左腕の早川隆久(早稲田大学)は、「(田中に)たくさん聞きたいことはあるけれど、まずはいろいろと見て、得て、得たことから不思議に思ったことを聞いていきたい」と逸る気持ちを抑えるように語っている。

「7年経って成長した姿を見せたい」と会見で明かした田中は、一瞬にして大勢のメディアを虜にしていた。現役バリバリのメジャーリーガーで、人としても深みを増しながら、変わらない親しみやすさ。合流すれば、最初こそ気後れする選手もいるだろうが、田中がチームに打ち解けて、周りにますます刺激を与えていくのが目に浮かぶ。

キャンプで選手たちは、これまで以上にワクワクしながらトレーニングに励むに違いない。

◆他球団も垂涎の先発「4本柱」、這い上がる投手にも期待

田中の復帰で、日本中の野球ファンが「楽天の先発陣がすごすぎる」と湧いている。日米通算177勝の田中、昨年最多勝で通算144勝の涌井秀章、2014年に最高勝率、2018年に最優秀防御率を獲得した通算132勝の岸孝之、2014年から5年連続最多奪三振で85勝の則本昂大で4枚。

こんなに実績のある先発4枚を有するチームは他に類をみない。そこに即戦力として先のドラフトで争奪戦となった早川、同じく左腕には通算49勝の辛島航や46勝の塩見貴洋、3年目の弓削隼人が控える。先発ローテが一気に充実してスキがなくなった分、ここに台頭する先発投手が出てくるかにも注目していきたい。

リリーフでは、松井裕樹が昨年の先発経験を経て、今年から再び守護神に復帰する。昨季、MLBから3年ぶりに日本球界に復帰した牧田和久は、コロナ禍の難しい状況下で見事に日本仕様に修正してみせると、52登板とフル回転して22ホールド。今季も「どんな状況でもやるべきことをやる」を有言実行するベテランがお手本となりそうだ。昨季は守護神に就くも、結果を残せなかった森原康平の復活にも期待したい。

一軍キャンプでスタートする新人選手は、ドラフト1位の早川の他、ドラフト2位の高田孝一(法政大学)、同3位の藤井聖(ENEOS)、4位の内間拓馬(亜細亜大学)と上位4人の投手。先発ローテ入りが確実視されている早川に刺激を受けながら充実のキャンプを送ることだろう。

加えて、一軍メンバーには、今季から育成となっている150渡邊佑樹の3桁が目立つ。戦力外通告からの育成契約という首の皮一枚がつながった状態だが、サイドスローに転向しての再挑戦。石井監督の提案ということで近くにおいて見ていくということなのだろう。昨季巨人に移籍した高梨雄平とも自主トレに励んだといい、返り咲きに期待が高まる。

文/写真:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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