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野球 コラム 2020年11月28日

【ハイライト動画あり】前回大会の4強が1回戦で全て消える波乱の大会に。都市対抗野球 11月27日(金)の結果

野球好きコラム by 大島 和人
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第3試合から2回戦に突入

大会6日目、1回戦2試合と2回戦1試合が行われた。

○ヤマハ(浜松市) 9-0 日立製作所(日立市)●

日 立|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
ヤマハ|0 0 5 1 3 0 0 0 X|9

日立製作所(日立市)ヤマハ(浜松市)の第1試合は、思わぬ大差がついた。日立製作所の先発は大卒2年目の右腕・青野善行。速球は最速151キロを計測し、立ち上がりの2回を難なく切り抜ける。しかし、3回に試合の流れが一変した。

ヤマハは3回裏無死から死球、安打、四球で満塁のチャンス。ここで1番・秋利雄佑がレフト前にタイムリー安打を放ち2点を先制する。一死後にも3番・矢幡勇人が左中間へのタイムリー2塁打で続き、青野は降板。さらにヤマハは4番・前野幹博もレフト前タイムリーを放ち、一挙に5点を奪う。

ヤマハは4回裏にも1番・秋利雄佑が再びタイムリー2塁打を放って1点を追加。5回裏には7番・笠松悠哉の3ラン本塁打でトドメを刺し、9-0と試合を決める。WBCブラジル代表の右腕フェリペ・ナテルが、序盤こそ不安定だったが立ち直り、6回を零封。続く3投手も後続を絶ち、9-0のまま逃げ切っている。

横浜DeNAの5位指名を受けた左腕・池谷蒼大は8回に登板し、打者3人から3奪三振を奪う快投だった。打線はカリフォルニア州立大ノースリッジ校卒で、三菱重工名古屋から補強された秋利雄佑が5打数3安打3打点の大活躍だった。

第90回大会で4強に入ったJFE東日本、トヨタ自動車、東芝、日立製作所はすべて1回戦敗退。第91回大会は早くも波乱模様だ。

●JR北海道硬式野球クラブ(札幌市) 1-6 NTT東日本(東京都)○

JR北海道 |0 0 0 0 0 0 0 1 0|1
NTT東日本|0 0 0 1 0 4 0 1 X|6

試合の序盤はJR北海道が優勢に試合を運ぶ。しかし、3回裏一死2塁のチャンスは走者の憤死でモノにできず、毎回のように走者を出しつつ先制できない。すると、NTT東日本は4回に4番・火ノ浦明正がセンター前タイムリー安打を放ち先制。好投していたJR北海道の先発・伊藤宏太も6回一死で降板する。

都市対抗野球2020

【ハイライト】三菱自動車倉敷オーシャンズ vs. セガサミー

NTT東日本は6回一死からも2番手・福山雄、3番手・和田洸輝を相手に集中打。3回に好送球を見せた2番・向山基生のセンター前タイムリーを皮切りに、4番・火ノ浦の一前タイムリー内野安打、5番・笹川晃平の犠牲フライなどで4点を奪う。

NTT東日本は早めの継投で好投の先発・堀誠を下げたものの、2番手の右腕・熊谷拓也が好リリーフ。飯嶋海斗、沼田優雅、大竹飛鳥と豪華な投手リレーで反撃を1点に抑える。8回表にも1点を追加したNTT東日本が、6-1でJR北海道硬式野球クラブを下した。NTT東日本は4番に抜擢された新人・火ノ浦明正が3打数2安打2打点と期待に応えた。

JR北海道は伊藤宏太が5回1/3を被安打3、無失点に抑える好投。井内駿捕手が初回、3回と好送球で盗塁を2つ刺して見事な強肩をアピールしている。要所で両チームの好守が出る、引き締まった試合だった。

●三菱自動車倉敷オーシャンズ(倉敷市) 2-4 セガサミー(東京都)○

三菱自動車|0 0 0 0 2 0 0 0 0|2
セガサミー|0 0 4 0 0 0 0 0 X|4

三菱自動車倉敷オーシャンズ(倉敷市)セガサミー(東京都)の第3試合から、大会は2回戦に入った。

セガサミーは22日のトヨタ自動車戦に続き、右腕・草海光貴が先発。ただし、打線は大きく入れ替え、好調な打者を上位に並べていた。対する三菱自動車倉敷はエースの廣畑敦也でなく、矢部佑歩を先発に起用する。

セガサミーは3回裏一死1・2塁から、2番・大内信之介がライト前タイムリー安打を放つ。3番・小野田俊介は左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打。矢部佑歩を降板に追い込む。さらに2番手の左腕・平岡航の暴投でもうひとりが生還し、4-0とリードを得る。

三菱自動車倉敷も5回表、先発の草海光貴と2番手の左腕・三宮舜を攻め、3番・大倉卓也の左中間タイムリー2塁打などで2点差まで追い上げる。さらに5回途中からはエースの廣畑敦也が登板。

彼の速球には150キロを超す球速と、トラックマンの計測でも分かる「回転数の多さ」があり、スライダーやカーブもコースに決まっていた。廣畑は開幕戦のJFE東日本戦をさらに上回る内容で、3回1/3をパーフェクトで抑える。

しかし、セガサミーは草海、三宮、陶久亮太という1回戦と同じ継投で乗り切った。陶久は最速148キロの直球と落ちる変化球で好投し、2イニングを零封。セガサミーが4-2で三菱自動車倉敷を下し、ベスト8一番乗りを決めている。

セガサミーの監督は元広島カープの西田真二監督。JPアセット証券の大内信之介、東京ガスの小野田俊介、そして明治安田生命の三宮舜と、補強選手の人選と活用が光っている。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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