東北、関東、東京、東海、近畿、九州と各地の代表が登場。都市対抗野球　11月24日（火）のみどころ

◆ホンダ（狭山市）vs.大阪ガス（大阪市）

3日目は3試合が行われる

第91回都市対抗野球大会は11月22日（日）に開幕を迎え、24日（火）は１回戦3試合が開催される。10時開始予定の第1試合はホンダ（狭山市）と大阪ガス（大阪市）の対戦だ。

ホンダ（狭山市）は若い選手が台頭しているフレッシュなチーム。西関東予選では津田翔希（東洋大学出身）、千野啓二郎（東海大学出身）、檜村篤史（早稲田大学出身）と強豪大学から加入したルーキーがスタメンに名を連ねていた。

投手陣も法政大学出身の新人・朝山広憲が主戦として台頭。140キロ台の速球とスプリットのコンビネーションが光る。2年目の吉田叡生も社会人を代表する強打者で予選3試合で2本塁打を放った。

大阪ガス（大阪市）は一昨年の都市対抗、昨年の日本選手権を制した強豪。エースの阪本大樹は168センチの小兵だが、履正社高校、関西大学と近畿の強豪校で経験を重ねてきた実力者だ。補強で加わった日本製鉄広畑の右腕・川瀬航作も、変則フォームの本格派で要注目だ。

野手は近本光司、小深田大翔とプロに「即戦力」を送り出し続けているチーム。それに次ぐ人材の台頭に期待したい。昨夏の高校野球選手権を主将として制した履正社高校出身のルーキー野口海音は既に出場機会を得ている。サード青柳匠、セカンド峰下智弘、ショート花本太紀、外野手・古川昂樹といった中堅ベテランは健在で、今大会の優勝候補だろう。

◆鷺宮製作所（東京都）vs.ジェイプロジェクト（名古屋市）

14時開始予定の第2試合は鷺宮製作所（東京都）とジェイプロジェクト（名古屋市）の対戦だ。

鷺宮製作所（東京都）は右腕・平川裕太、左腕・野口亮太が2枚看板。平川は172センチと小柄だが、速球・変化球ともよく、三振を奪える本格派だ。野口は164センチとさらに小兵だが、130キロ台でもキレで「押せる」タイプだ。投手陣はそこに小孫竜二、山下弘暉と有望な大卒新人も加わっている。

野手は土谷恵介が前橋育英高校3年で選手権制覇を経験し、侍ジャパン社会人代表も経験した好守のショート。予選では国士舘大学出身の新人・佐野快斗が大活躍を見せた。