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野球 コラム 2020年11月6日

【広島好き】ザ・ギース尾関の「元カープ・吉田圭さんの絶品お好み焼き屋『さぶろく』」

野球好きコラム by ザ・ギース 尾関高文
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赤いのれんのお店

人形町の駅から歩いて1分。お好み焼きと書かれた真っ赤な暖簾のお店が目を引く。8月にオープンしたばかりの元カープ吉田圭さんのお店「さぶろく」だ。

広島にある元カープの丸木唯さんとのお店「まるよし」はカープファンの間でも訪れた人は多いだろう。今年そのお店から独立する形で東京へとやってきた吉田さん。店名には念願の店を構えた自身の年齢(36歳)を刻み込んだ。

吉田さんは2002年のドラフト2巡目でカープから指名を受け、帝京高校から現カープ広報の松本高明さんと共に入団。ピッチャーとして入団したものの、左肩の故障から内野手へと転向。プレ五輪代表にも選ばれるなど、非凡な打撃センスに期待されるも、2009年に自由契約となる。その後、修行を経て、丸木さんとのお店を始めた経緯がある。

第2の人生を歩む吉田さん

オープンしたばかりの「さぶろく」の店内は13席。僕が訪れたこの日も広島出身の方や、お店のファンのお客さんで賑わっていた。185センチと大柄な吉田さんがカウンターの中で手際よく、次々と美味しそうな料理を焼き上げていく。

元々食べる人の笑顔を見るのが好きだった吉田さん。料理経験は全くなかったが、第2の人生を考えた時「店員もお客さんも笑顔でいられる居心地のいい空間を作りたい」との思いから飲食店を始めたそうだ。落ち着いた温かみのある店内からはそんな吉田さんの気持ちが伝わってくる。

イカ天入りのお好み焼き

このお店の一押しは、もちろん広島のお好み焼き。特にこのネギたっぷり、イカ天入りのお好み焼きは間違いない美味さ。香ばしく炒められた焼きそばにジューシーな豚肉。そこにたっぷりのネギの香りが食欲をそそる。

その他にも広島では定番の「がんす」(魚のすり身をあげたもの)「こうね」(牛の前足と脇の部分)なども必ず食べたいところ。

現役の時、2軍で木下富雄監督にお世話になったお話や、マーティブラウン監督の頃のお話など貴重なお話も聞かせてくれた吉田さん。当時の2軍は今とは比べものにならないくらいハードだったとか。

以前、丸木選手が教えてくれたのだが、炎天下のもとで練習をしまくるので、助っ人外国人感が出てしまい、領収書をもらう時「丸木」と言ったら「マルティエ」と書かれたこともあったそうだ。

吉田さんに1番思い出に残っている現役時代のシーンをお伺いすると、神宮球場で石井一久さんのど真ん中のカーブを見逃してしまったことだと教えてくれた。ヒットを打った思い出ではなく、見逃したシーンが忘れられないと言うところに野球選手の苦労と奥深さを感じる。

現在もカープの情報を気にしている吉田さん。僕と一緒にいた羽月隆太郎選手のお兄さんに「羽月選手はいい選手だと聞いている」と盛り上がっていた(お兄さんはお兄さんで、大のカープファンのため、吉田さんを当時、日南の東光寺で見ていたと盛り上がっていた)。

もはや人形町の名物店と言っていいお好み焼き屋「さぶろく」。美味しい広島のお好み焼きと、吉田さんから出るカープ感を味わいたい方はぜひこちらへ。

文/写真:ザ・ギース尾関高文

 ザ・ギース 尾関高文

ザ・ギース 尾関高文

広島県東広島市西条町出身のカープファン。アメトーーク「広島カープ芸人」にて北別府学氏のブログを炎上させた経験を持つ。好きな歴代カーププレイヤーはチェコ。身長は永川光浩選手と同じ189cm。カープが負けると自分の自転車を盗まれた程のダメージを毎試合受ける。
広島アスリートにてコラム連載中!Twitter → @geeseojeck

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