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野球 コラム 2020年10月24日

ワールドシリーズ第4戦に先発するドジャースのウリアスが手本にするのはマエケン?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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第3戦はドジャース

1日の休みを置いて再開したワールドシリーズ第3戦は、レイズ先発のチャーリー・モートンを攻略したドジャースが6-2で勝利し、シリーズを2勝1敗とリードして第4戦を迎える展開となった。

両先発投手による好投が予想された第3戦だったが、これまでレイズではポストシーズンで5勝無敗と無敵だったモートンが、4回1/3で7安打5失点としたのに対し、ドジャース先発のウォーカー・ビューラーは6回を投げて3安打1失点10奪三振と、対照的なマウンドとなった。

結果的にはこの差が勝敗に反映されることとなり、モートンはレイズ移籍後、ポストシーズンで初めて敗戦投手となった。際立ったのは、ドジャースがこのポストシーズンを通して見せつけてきた二死からの勝負強さだった。

この試合でドジャースが奪った6点のうち、初回のジャスティン・ターナーによるソロ弾、3回のマックス・マンシーによる2点適時打、4回のムーキー・ベッツによる適時打、そして6回にオースティン・バーンズがレイズ2番手のジョン・カーティスから放ったソロ弾の5点は二死から入れた得点だったのである。

これにより、ドジャースは今季ポストシーズンにおける二死からの得点を50に伸ばしたのだが、これはMLB史上最多記録となっている。

ちなみに、ドジャースはこのポストシーズンで、2ストライクから36得点を挙げているが、これもMLB記録となっている。このワールドシリーズは第4戦以降も、ドジャース攻撃では二死からの攻防が、勝敗を左右する大きな要素となりそうだ。

これに加え、レイズは初のワールドシリーズ制覇へ向け、頼みの綱としていた先発投手の奮起が不可欠となっている。『MLB.com』は現地23日付で掲載した記事で、「レイズの先発投手3人は、この3試合で防御率を合わせて8.76としており、誰も5回を投げ切れていない」としている。

特に第5戦での先発が濃厚なタイラー・グラスナウと、シリーズが3勝3敗となった場合に第7戦で先発するであろうモートンは、ともにこのシリーズで予想外の大量失点を喫しているだけに、両右腕の雪辱なしにレイズの大願成就はあり得ないだろう。

『MLB.com』が掲載した第4戦のプレビュー記事によると、これまでベスト・オブ・セブン(4戦先勝)で行われたワールドシリーズで、3勝1敗としたチームは87%の確率でシリーズ制覇を遂げているとのこと。

負ければ後がなくなるレイズにとって、第4戦はブルペンデーとなり、先発予定のライアン・ヤーブローが如何に良い流れで、ニック・アンダーソン、ピーター・フェアバンクス、そしてディエゴ・カスティーヨといったブルペンの主力投手へ繋げるかが生命線となってくる。

一方、第4戦に勝って王手をかけたいドジャースは、今季ポストシーズンで素晴らしい投球を見せているマルチロールのフリオ・ウリアスの先発が発表されているが、『MLB.com』でドジャースを担当するケン・ガーニック記者が投稿した記事によると、ウリアスは昨シーズンまでチームメイトだった前田健太を見て、先発とリリーバー両方の任務を遂行する方法を学んだとのこと。

また、記事によると昨季まで前田の女房役だったウィル・スミスは、2人を比較して、「2人ともストライクゾーンをアタックするし、重要な局面でも恐れない」とコメントし、前田ゆずりとも言えるウリアスの度胸の良さに太鼓判を押している。

第4戦は「マエケン仕込み」のウリアスがどこまで深いイニングを投げられるかにも注目したい。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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