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野球 コラム 2020年10月23日

ワールドシリーズ第3戦は安定感No.1同士の投げ合い。ポイントは「両監督がどれくらい第3戦を勝とうとするか」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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1勝1敗で迎える第3戦

ともに第1シードでリーグ制覇を果たしたレイズとドジャースが火花を散らす2020年ワールドシリーズは、現地23日(日本時間24日)に第3戦が行われる。中立地アーリントンのグローブライフフィールドで開催されている同シリーズは、この第3戦からの3連戦はレイズがホーム扱いとなる。

1勝1敗のタイで迎える第3戦の注目ポイントは、やはりどちらも頭抜けた安定感を持つ投手に先発マウンドを託す点だろう。レイズ先発のチャーリー・モートンは、今季ポストシーズンの成績を3勝0敗、防御率0.57としており、10月に入りレイズ先発ローテーションのなかで白眉ともいえる抜群の安定感を発揮している。

モートンはレイズ移籍後、ポストシーズンでは5勝0敗と無敵を誇っており、古巣アストロズと対戦したアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第7戦でも圧巻のパフォーマンスで、圧倒的な存在感を示してみせた。

一方、ドジャースはウォーカー・ビューラーが先発投手の任に当たることになるが、こちらも今季ポストシーズンでは4試合に先発登板し、計19イニングを投げて防御率1.89と、ドジャースの先発ローテンションでは随一の安定感を発揮している。

『MLB.com』が現地22日付で掲載した第3戦のプレビュー記事によると、これまでベスト・オブ・セブンのポストシーズンシリーズで、1勝1敗で迎えた第3戦を勝利したチームは、94回中65回(69.1%)そのシリーズを制覇しているとのことで、歴史的に見ても、このポストシーズンで最高の先発投手が出揃うという状況を鑑みても、この第3戦を制した者が、ワールドシリーズ制覇へ大きく前進することは間違いないだろう。

仮にモートンとビューラーが期待通りの投球を見せたと仮定すると、勝負の行方はブルペン次第ということになる。ビューラーは指にマメの問題を抱えており、モートンが余程の災難に遭遇しない限り、敵よりも早いイニングでブルペンにボールを渡す可能性が高い。

しかし、ロサンゼルスのデーブ・ロバーツ監督はワールドシリーズに入り、第1戦と第2戦で連続してブルスダー・グラテロール、ブレイク・トライネン、そしてケンリー・ジャンセンといった主力選手を温存しているだけに、継投の札は万全の状態で重要な一戦に臨むことができる。

レイズも中1日の休みがあったことで、ブルペンの戦力は整っているが、第4戦はブルペンデーとなる公算が高く、加えて今後も重要な場面では、ニック・アンダーソンとピーター・フェアバンクスに依存する割合が高くなるであろうことを考慮すると、ケビン・キャッシュ監督としては、できる限りモートンに深い回まで投げて欲しいところだろう。

なお、『MLB.com』はこの第3戦のみどころとして、「両監督がどれくらい第3戦を勝とうとするか」という部分にフォーカスし、「今現在、明日、そしてその次の日がどれくらい重要なのか?確かに第3戦は勝ちたいが、本当に勝つべきはシリーズそのものであり、そこへ向け各監督がどうバランスを取るのかは、かなり興味をそそるところだ」としている。

この第3戦は両先発投手による投げ合いと、第4戦以降を踏まえた両監督の継投策が見ものとなりそうだ。

J SPORTS編集部

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