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1勝3敗、崖っぷちのドジャース
中立地であるアーリントンのグローブライフ・フィールドを舞台に行われているナショナル・リーグ優勝決定シリーズは、現地15日(日本時間16日)の第4戦をブレーブスが10-2で勝利し、シリーズの対戦成績を3勝1敗としてワールドシリーズ進出へ王手をかけた。
一方、今季MLBレギュラーシーズンで最高勝率を誇ったドジャースは、敗退の危機に瀕することに。
第3戦で大勝したドジャースは、シリーズの成績をイーブンに戻すべく、満を持してこのシリーズ初登板となるクレイトン・カーショーを先発マウンドに送り出すも、この日は打線が爆発せず、頼みの綱の左腕が失った4点を取り返すことができなかった。
地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は、現地15日付で電子版に「ドジャース10月の悪夢が再び目前に迫る」と題した記事を掲載し、冒頭で次のように伝えている。
「ホラー中のホラー、またしてもこれが起こっている」。
「クレイトン・カーショーが、またしても頭を垂れたまま、重たい足取りでマウンドを下りている」「デイブ・ロバーツが、またしても目を見開いたまま虚空を見つめている」「ドジャース打線が、またしても不用意に泳がされて冬へ向かっている」。
「またしても、またしても、またしても、ドジャースが10月を台無しにしている」。
一方、『MLB.com』は負け投手となったカーショーについて、「彼は時として10月に素晴らしい投球を見せ、時として嘆かわしい投球を見せてきたが、大半はその中間」と、ポストシーズンに力を発揮できない弱点を指摘。
試合後にポストシーズンのキャリア通算防御率が4.32に上がったことについて、「彼はプレーオフの防御率をレギュラーシーズンのキャリア通算に比べて2点近くも高くしたのだが、この食い違いは、彼のキャリアの現時点において、消えることはない」とした。
なお、『ロサンゼルス・タイムズ』は前述の記事とは別に、「クレイトン・カーショーはドジャースの悲惨な第4戦の全ての責めを負うべきではない」と題したコラム記事を掲載。
記事の中で、「記録上はカーショーが敗戦投手だが、この敗北は全てが彼の責任ではない」とした。
その上で、「キャリア防御率が5.91の22歳の投手から得点できなかった攻撃」、そして6回にフレディ・フリーマンに適時二塁打を打たれた時点では、まだ1点差だったことから、「カーショーを引っ張って、オスーナと1回余分に対戦しなければならないほど信頼性の低いブルペンを構築したアンドリュー・フリードマン編成本部長」にも責任があると論じた。
ドジャースは第5戦でルーキーのダスティン・メイに先発マウンドを託すようだが、恐らくは短いイニングの登板に留めるオープナー的起用が予想され、ブルペン総力戦で生き残りを懸けることとなりそうだ。
J SPORTS 編集部
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