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野球 コラム 2020年10月15日

ドジャースが初回に11点の猛攻で1勝2敗、第4戦はカーショウが先発。ナ・リーグチャンピオンシップ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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猛攻で第3戦を制したドジャース

アーリントンのグローブライフ・フィールドで開催されているナショナル・リーグ優勝決定シリーズは、これまでブレーブスに2連敗を喫していたドジャースが第3戦を15-3と、鬱憤を晴らす形で大勝して反撃の狼煙を上げた。

ドジャースは初回に11得点を挙げる猛攻で、いきなり勝負の行方を決定付けたのだが、これはポストシーズンにおける1イニングの得点として、新記録となった。

『MLB.com』のまとめたところによると、この試合が始まるまで、ポストシーズンで1イニングに2桁得点を挙げたのは、2019年ナ・リーグ地区シリーズ第5戦の初回に10点を挙げたカージナルス、2002年ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦の7回に10点を挙げたエンジェルス。

さらに遡れば、1968年ワールドシリーズ第6戦の3回に10点を挙げたタイガース、そして1929年ワールドシリーズ第4戦の7回に10点を挙げたアスレチックスの4チームのみだった。

だが、ドジャースは負ければ崖っぷちという試合で、これらの記録を更新する快挙を達成したのである。

なお、昨年のポストシーズンでカージナルスが1イニングに10点を挙げた際の相手は、今回同様にブレーブスであり、ブレーブスは史上初めて2年連続でポストシーズンに1イニング2桁失点をしたチームとして、歴史に不名誉な記録を残してしまったことになる。

とは言え、シリーズ全体では、2勝1敗としているブレーブスが優位に立っていることに変わりはない。

『MLB.com』が現地14日付で掲載した記事によると、これまでベスト・オブ・セブン(4戦先勝)のシリーズで、0勝2敗で第3戦を勝利したチームがシリーズを制したのは25%の確率に留まっており(しかも直近の17例は何れも敗退)、ドジャースにとっては、必勝のゲームが続くことになる。

そんな中、ドジャースはこの第4戦で、正に満を持すかたちで、先発ローテーションの大黒柱であるクレイトン・カーショーに先発マウンドを託すことになる。

第2戦で登板回避の原因となった背中の具合は気になるところだが、第2戦の7回以降、ブレーブスに対し得点で22-5と圧倒する勢いそのままに、ここはエースの面目躍如に期待したいところ。

しかし、『MLB.com』は前出の記事で、ブレーブス打線と対戦するカーショーについて、2つの懸念点を挙げている。

1つ目は、カーショーもブレーブス打線も、ともに変化球を好んでいる点。記事によると、カーショーはこのポストシーズンで投げた変化球の割合が57.2%(うちスライダーが42.8%、カーブが14.4%)に達している。

これは今季ポストシーズンで100球以上投げた投手の中では最も高い割合とのこと。そして、ブレーブスは今季レギュラーシーズンで、変化球に対する長打率を.429と、MLB全体でトップの数字を記録しているのである。

2つ目のポイントは初球のストライク。記事によると、カーショーのレギュラーシーズンにおける初球ストライクの確率は69.7%でリーグトップだったのだが、ポストシーズンは、これがさらに84.3%に上昇しているとのこと。

これに対し、ブレーブスの初球に対する長打率は.788と、これまたMLB最高なのである。カーショー登場の大一番は、この辺に注目して観戦すると面白くなりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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