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野球 コラム 2020年10月11日

勝率5割に満たなかったアストロズ、MLB史上最大の下剋上なるか?リーグ最高勝率のレイズに挑む。ア・リーグチャンピオンシップ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ア・リーグ最高勝率のレイズと最低勝率でポストシーズン進出のアストロズが対戦

今季のアメリカン・リーグ優勝決定シリーズでは、レギュラーシーズンで40勝を挙げ、第1シードでプレーオフ進出を果たしたレイズと、レギュラーシーズンの勝率が5割を切りながらも、ポストシーズンで勝負強さを見せてきたアストロズが顔を合わせることとなった。

このシリーズを興味深くさせているのは、2008年以来のリーグ優勝決定シリーズ進出を果たしたレイズが、今季の成績から本命という立場に立っており、4年連続でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めたアストロズが、アンダードッグという立場に甘んじていることだろう。

特にアストロズはポストシーズンに入り、レギュラーシーズンで自分たちよりも勝率の高かった対戦相手をことごとく撃破するアップセット(番狂わせ)を実現している。

『MLB.com』が現地11日付で掲載した記事によると、これまでポストシーズンにおいて、最もレギュラーシーズンにおける勝率の差があったアップセットは、ホワイトソックス(勝率.616)が、カブス(勝率.763)を撃破した1906年のワールドシリーズの.147差であり、仮にアストロズがレイズを撃破すると、その勝率差は.184となり、MLB史上ポストシーズンにおける最大のアップセットになるとのことである。

近年、アストロズがポストシーズンで発揮してきた強さと、そこで培ってきた経験値を鑑みると、このアプセットは、かなり現実味があるような気もするが、強力打線を擁するヤンキースに競り勝ったレイズの強さを振り返ると、本命としてそこに立ちはだかる壁はかなり高いような気もする。

特にレイズが誇る充実のピッチングスタッフは健在であり、地区シリーズ初戦はヤンキースとの地区シリーズ第5戦で登板しなかった、エースのブレイク・スネルが、休養十分で先発マウンドに上がることができる。

さらに第2戦以降は、チャーリー・モートン、そしてタイラー・グラスノウと言った鉄板投手が先発ローテーションに控えており、ブルプペンにはニック・アンダーソン、ピーター・フェアバンクス、そしてディエゴ・カスティーヨといった面々が名を連ねている。

一方、アストロズはエースのジャスティン・バーランダーをケガで欠いており、投手陣の戦力でレイズに対し、見劣りするのは否めないが、こちらは打線が目下好調の波に乗っている。

なかでもポストシーズンに入り打率.500、4本塁打、11打点でチームを牽引するカルロス・コレアを筆頭に、ジョージ・スプリンガー、ホセ・アルトゥーベ、マイケル・ブラントリー、アレックス・ブレグマン、そしてカイル・タッカーとった上位打線の中心選手がアスレチックスとの地区シリーズで何れも打率3割台後半から4割台と、驚異的な当たりを見せている。

それだけに、ポストシーズンの勝ち方を知る彼らがレイズ自慢の投手陣にどれだけ牙を剥くことができるかは、かなり興味深いポイントである。差し当たり、初戦のスネル対アストロズ打線で軍配の上がった方がシリーズの流れを引き寄せることになるのは間違いなさそうである。

J SPORTS編集部

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