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王手をかけたアストロズ。アスレチックスは崖っぷち
ロサンゼルスのドジャースタジアムで開催されているアメリカン・リーグ地区シリーズは、第6シードでポストシーズンに進出したアストロズがシリーズ開幕から2連勝を飾り、第2シードのアスレチックスは後がなくなった。
レギュラーシーズンでは、アスレチックスに7ゲーム差をつけられて西地区優勝を譲ったアストロズだったが、ポストシーズンに入り、俄然本領発揮モードに入っており、早くも4年連続のリーグ優勝決定シリーズに王手をかけた。
『MLB.com』が現地6日付で掲載したこの地区シリーズ第3戦のプレビュー記事によると、「ベスト・オブ・ファイブ(3戦先勝)のポストシーズンシリーズの歴史において、2勝0敗でリードしたチームは、これまで83回中73回(88%)シリーズを制した」とのこと。
また、最後に0勝2敗から逆転でシリーズを勝ち抜けたチームは、2017年のヤンキースで、この際の相手はインディアンスであり、シリーズ開幕2連勝からシリーズを制した73チーム中、49チームが第3戦で勝利し、3連勝で次のステージへ駒を進めたとのこと。
さらに「アスレチックスは、これまでプレーオフシリーズで2連敗スタートから逆転に成功したことはない」としており、今季ア・リーグ西地区優勝チームは正に絶体絶命の状況に瀕している。
アスレチックスのボブ・メルビン監督は第2戦後、「とにかく明日勝たなければならないし、次の日のことについては、その後で考える。明日の試合に全力を尽くし、とにかく明日のことについてのみ考える」と述べた。
一戦必勝の心構えで臨むその第3戦は、23歳の左腕ヘスス・ルザルドに先発マウンドを託すこととなった。ルーキーのルザルドは、ワイルドカードシリーズ初戦こそ、ホワイトソックス相手に3回1/3を投げて3失点と、経験不足を露呈したものの、今季レギュラーシーズンでは、アストロズ戦2試合で先発し、12回2/3を投げ、1勝無敗、防御率2.84、12奪三振と良い数字を残している。
アスレチックスが第4戦以降へ希望を残す上で、先発のルザルドがどれだけ深いイニングまでアストロズ打線を抑えることができるかが、重要なカギを握っているのは言うまでもない。
とは言え、アストロズ打線はこのシリーズ2試合で15得点と波に乗っており、敗戦=荷物をまとめてゴー・ホームという、レギュラーシーズンとは雰囲気を異にする試合で、若いルザルドが期待に応えられるかどうかは見物である。
また、好調アストロズ打線のなかでも、とりわけ目立っているのが第2戦で2本の本塁打を放ったジョージ・スプリンガーであり、この2本塁打により、ポストシーズンの通算本塁打記録を18本として、MLB歴代7位タイになったスプリンガーとルザルドの対決は要注目である。
J SPORTS 編集部
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