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野球 コラム 2020年9月30日

9月の快進撃を支えた秋山翔吾が10月の舞台へ。ワイルドカード展望:ブレーブスvs.レッズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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9月は好調だった秋山翔吾

新型コロナウイルス感染拡大で開幕が遅れた2020年のMLBは、60試合に短縮されたレギュラーシーズンが現地28日に終幕を迎え、ポストシーズン進出の16チームが出揃った。

今回は日本時間の9月30日(水)深夜1:00に開幕するワイルドカードシリーズ、ブレーブスvs.レッズの展望をお届けする。

プレーオフ常連チームのブレーブスは、35勝25敗でナショナル・リーグ東地区を制覇し、第2シードでポストシーズンへ進出したことで、第7シードのレッズと対戦するこのワイルドカードシリーズでは、本拠地サントラスト・パークで戦う地の利を得た。

ブレーブスが今季レギュラーシーズンにおけるホームゲームの勝率をナ・リーグ3位とし、レッズのビジターゲームの勝率が5割を切っていることから、この地の利は、勝敗の行方を左右するファクターとして、少なからず意味を持つことになりそうだ。

この両チームがワイルドカードシリーズで対戦することを受け、『MLB.com』は現地28日付で掲載したプレビュー記事の冒頭で、「ブレーブスはメジャーリーグで、ドジャースに次ぐ2番目に多くの得点を挙げた攻撃力を擁し、一方でレッズの先発ローテーションはナ・リーグ3位の防御率(3.50)を誇っている」としている。

この対戦カードは正に、“打のブレーブスvs.投のレッズ”という図式になっている。ブレーブスは得点以外でも、OPS(.832)がメジャー首位だったほか、打率(.268)と本塁打(103)もメジャー2位と、リーグ屈指の攻撃力を有している。

対するレッズの先発ローテーションには、今季ナ・リーグのサイヤング賞最右翼と目されるエースのトレバー・バウワー(防御率1.73)に加え、ルイス・カスティーヨとソニー・グレイといった安定感のあるベテランが名を連ねており、強力打線を投手力でねじ伏せることのできる陣容が整っている。

そんな好勝負の予感が漂うシリーズで、目下好調の秋山翔吾がどのような活躍を見せるかは、非常に興味深いところだ。

『MLB.com』は現地27日付で掲載した初戦のプレビュー記事で、ブレーブスは左腕のマックス・フリードの先発が予想されることから、レッズの左翼は秋山ではなく右打者のアスティデス・アキーノの先発出場を予想している。

だが、「仮にフリードが長いイニングを投げないようであれば、ベル監督はショウゴ・アキヤマや、ブライアン・グッドウィンといった左打者に方向転換するかもしれない」と、秋山の途中出場を示唆した。

また、同記事ではレッズで現在最も好調な注目選手の筆頭に秋山をピックアップし、「アキヤマは厳しいスタートを克服し、9月はチームの1番打者として打率.317、出塁率.456という数字を残した」とした。

また、同サイトは現地28日付で掲載したポジション別の優劣を比較するプレビュー記事で、左翼はレッズに分があるとした上で、「ショウゴ・アキヤマは左翼手のレギュラーとなることで、正にレッズが望んでいた選手となった」とした。

その上で、「彼は9月に出塁率.456を記録し、その間、レッズは25試合で16勝を挙げ、ポストシーズン進出を決めた」と、好調に転じたチームで秋山が示した存在感の大きさを評価した。

J SPORTS編集部

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