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二刀流復活は不安を残す船出となった。現地26日に行われた敵地でのアスレチックス戦で、683日振りの先発登板を果たした大谷翔平だったが、一死も奪えず、5失点で降板となった。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で「オオタニの復帰はうまくいかず: 5失点、ノーアウト」と題した記事を投稿。
冒頭で、「ショウヘイ・オオタニはトミー・ジョン手術からの復帰戦で激しく苦闘し、オークランド・コロシアムでアスレチックスに4-6で敗れた試合で、右腕は1回にアウトを記録せず5失点を喫した」と伝えた。
記事によると、大谷のルーキーシーズンの速球の平均球速は時速96.7マイル(155.6キロ)だったのに対し、この日は平均で時速92.7マイル(149.1キロ)、最高で94.7マイル(152.4キロ)に留まったとのこと。また、投じた30球のうち、ストライクは僅か15球だったと伝えた。
記事によると、エンジェルスのジョー・マドン監督はこの日の大谷について、「“どう直せば良いのか?”と言うのが懸念事項かと言えば、そうだ」と述べた上で、次のようにコメントしたとのこと。
「もちろん、我々は彼がこのポイントを超えられるようにしなければならない。大きなケガから回復し、久しぶりに実戦で投げる機会を得たのだから、かつてのレベルに戻すには、打ち破らなければならない精神的な執着はある。私は他の選手でもこれを見て来た」。
また、記事よると期せずして大谷から大量得点を奪ったアスレチックスのボブ・メルビン監督は、「恐らく、彼はまだ完璧な状態ではないのだろう」と述べている。
さらに、「球速については、試合序盤からもう少し速くなると思っていたが、我々にはどうなるのか、予想もつかなかった。我々は彼がとてつもなくすばらしい才能を持っているのを知っている。恐らく、ベストの状態ではなかったのだろう。明らかに、今日の制球はベストではなかった」とコメント。
また、ボリンガー記者は記事の中で、この日の大谷は投球数が少なかったことから、翌月曜のシリーズ最終戦で指名打者として出場する可能性を示唆している。
大谷が次回マウンドに上がるのは1週間後の現地日曜となる予定だが、まずはバットで雪辱を果たしたいところだ。
J SPORTS 編集部
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