MLB開幕ロースター予想、日本人9選手のうち7人が確実、1人が可能性あり

レギュラーシーズンが60試合に短縮されたメジャーリーグ2020年シーズンの開幕まで、いよいよ1週間ほどとなった。今回は、現時点で開幕ロースター入りが確実視されている日本人選手の面々をまとめてみよう。

以下は、何れも『MLB.com』が現地17日付で掲載した、各球団の開幕ロースター予想に関する記事に則した情報である。

先ずはエンゼルスの大谷翔平。同サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は、大谷の二刀流選手としての開幕ロースター入りを“確実”としている。

「2020年に二刀流のステータスで戻ってくるオオタニは、週1日、恐らく日曜に投手として先発し、指名打者として週に3～5回出場する見込み」としている。

カブスのダルビッシュ有も開幕からの先発ローテーションを確定させており、カブス担当のジョーダン・バスティアン記者は、「ロス監督はヘンドリックスを開幕戦の先発投手に任命し、ダルビッシュは先発2番手」。

そして残りの3枠には、レスター、チャットウッド、そしてミルズが収まると、先発投手の陣容を予想している。

この他、先発投手ではマリナーズの菊池雄星、そしてツインズの前田健太の開幕ロースター入りが、『MLB.com』でそれぞれの球団を担当する記者により確実視されている。

また、ブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、リリーバーとして山口俊の開幕ロースター入りを“確実”としている。

一方、野手として開幕ロースター入りが確実視されているのはレッズの秋山翔吾と、レイズの筒香嘉智の2人。

レッズ担当のマーク・シェルドン記者は、サマーキャンプでの好調が伝えられている秋山について「アキヤマは1番打者として起用される可能性が最も高い」としている。

レイズ担当のフアン・トリビオ記者は、外野手として筒香の開幕ロースター入りを確実視。

さらにヤンディ・ディアスをレギュラーとして予想した三塁手について、「（他4選手に加え）ヨシ・ツツゴウもこのポジションを守れる」と、これまで通り、試合によっては、三塁手として起用される可能性について言及した。

なお、現地14日に故障者リスト入りが報じられたマリナーズの平野佳寿は、グレッグ・ジョンズ記者の予想する開幕ロースターからは漏れる恰好となった。

また、現地4日に打撃が頭部に直撃するアクシデントに見舞われながらも順調な回復が伝えられているヤンキースの田中将大について、ヤンキース担当のブライアン・ホック記者は、開幕ロースター入りの“可能性あり”としている。

だが、「タナカの現場復帰を急がせたくないことから、ブーン監督はヤンキースが5人目の先発投手を必要とする場合、初のオープナー起用の可能性を話題に上げた」としている。