筒香嘉智、打撃も守備も高評価でレイズの注目選手に

今月下旬の開幕へ向け、中断されていたスプリング・トレーニングを再開するべく、遂に現地7月1日からMLBが本格的に始動することとなる。60試合に短縮されたシーズンを前に、ファンは何に期待し、何に注目すべきか？

『MLB.com』でレイズを担当するフアン・トリビオ記者は、2020年シーズンを戦うレイズの注目ポイントを4つ挙げ、その1つに今季から球団に加わった和製スラッガーの筒香嘉智をピックアップした。

トリビオ記者が、現地6月30日に同サイトへ投稿した記事の中で今季の注目ポイントの2つ目を“ヨシの夏”と銘打った。

同記者は筒香について、「球団は2季連続のポストシーズン進出を果たす上で、彼の打力を必要とすることになる」とした上で、「海外からやって来る他の全ての選手と同じように、ツツゴウも調整に時間を要するだろう」と予測。

春先のパフォーマンスについては、「良いスタートを切るも、終盤へ向け、打席で苦闘し始めた」と評価し、「それでも、日本人スラッガーもレイズも、彼の28打数13三振については気にしていない」とした上で、球団も本人も「キャンプ中、攻撃面と守備面の両方で達成したことに満足している」とした。

さらに記事では、「レイズはツツゴウに、これから2週間ほどで打線の中軸で結果を出し始めることを期待している」とした上で、4月にケビン・キャッシュ監督の発した次のコメントを紹介した。

「我々は彼の守備面に、より感銘を受けた。左翼であれ三塁であれ、彼は練習ドリルでも試合形式でも、良い動きを見せたね。

打撃面では、出だし好調で、その後は若干大人しくなったけれど、多くのベテラン選手を見ても分かる通り、この時期はそういうものなんだ。フレディ・フリーマンも春先はそんな感じだと言っていたけれど、彼はこのゲームで最高の選手の1人だよね」。

筒香を取り巻く人々の彼に対する期待値はすこぶる高いようだ。