人気ランキング
コラム一覧
スポーツと賭博。競馬や競輪などを除くと、日本で合法的にこの2つが結びついているのはサッカーくじくらいのものだが、欧米ではあらゆるスポーツが賭博の対象となっており、MLBもその例外ではない。
また、一口にMLBといっても、ブックメーカーの対象となっているのは、試合結果に留まらず、1イニングの安打数など、多岐にわたっている。
アメリカのスポーツ局『ESPN』は、電子版に現地1日付けで『過去20年間で賭ければ最も儲けられた球団ベスト10』と題した記事を掲載し、ESPN独自のスタッツと情報から、過去20シーズンで賭けの対象として最高だった球団を発表。
なかなか着眼点の面白い記事であり、題名だけを見ると一体どのチームが、と興味が湧くものの、記事のタイトルバックに使われている画像が全盛期のイチローである時点で、ある程度ネタバレしているのだが、その堂々たる第1位にはイチローが鮮烈なメジャーデビューを飾った2001年のマリナーズが輝いた。
記事ではこの年のマリナーズについて、『マリナーズは既に1999年から2000年にかけて12勝を上積みし、ワイルドカードを勝ち取っていたので、アレックス・ロドリゲスをフリーエージェントで失い、春先の初打席でスラッガーのジェイ・ビューナーが負傷する前から、ある程度の後退が見込まれていた』と、当時のチーム状況を振り返った。
『しかし、その考えは完全に誤りだった』。
この年、MLB新人記録を塗り替える242安打を放ったイチローがア・リーグMVPと新人王を同時に獲得したのは、日本の野球ファンの間では周知の歴史的事実。
記事では『日本からイチロー・スズキを、フリーエージェントでブレット・ブーンを獲得したこのコンビネーションは、リーグ最高の攻撃力を支え、投手陣の層の厚さもあって、マリナーズはMLB記録となる116勝を挙げたのである』。
と、イチロー+ブーンが、Aロッド+ビューナーのコンビと比べて、勝るとも劣らない組み合わせであったことを示唆した。
この記事から分かるのは、当時の熱狂的なイチローファンは、かなりいい思いをしたのではないかということである。何しろ、ここ20年間で一番儲けさせてくれたチームである。
ちなみに、ダルビッシュ有がトミー・ジョン手術からの復帰を遂げた2016年のレンジャーズも6位にランクインしている。
記事では「トミー・ジョン手術から復帰したユウ・ダルビッシュがレンジャーズを飛躍させた」と、冒頭のイチロー以外では唯一の画像付きで評価されている。
この年は、ダルビッシュのファンがそれなりにいい思いをした、と言うことであろうか。
J SPORTS 編集部
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
広島 vs. 東京ヤクルト(10/4) J SPORTS STADIUM2025
10月4日 午後1:25〜
-
11月24日 午後4:30〜
-
11月26日 午前11:55〜
-
11月26日 午後3:45〜
-
【限定】中日ドラゴンズ応援番組!ドラナビ(スターキャットチャンネル2025年11月29日放送分)
12月3日 午後12:00〜
-
【限定】中日ドラゴンズ応援番組!ドラナビ(スターキャットチャンネル2025年11月22日放送分)
11月26日 午後12:00〜
-
ガンバレ日本プロ野球!? リターンズ25/26 【浅村栄斗・中島宏之編】 #1
11月15日 午後8:00〜
J SPORTSで
野球を応援しよう!
