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野球 コラム 2020年5月3日

松井秀喜、「不思議な力」を感じた2009年のワールドシリーズMVP

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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2009年のワールドシリーズ第6戦といえば、シリーズMVPに輝いた松井秀喜がヤンキースに勝利をもたらす、文字通り殊勲の6打点を挙げるという、現地ヤンキースファンのみならず、日本の野球ファンにとっても記念すべき試合となった。

『MLB.com』によると、ヤンキースが優勝決めたこのシリーズ第6戦をMLBのソーシャルメディアチャンネルで現地土曜の東部時間午後6時に配信するとのことである。以下、同サイトに現地2日付で掲載された記事の抜粋である。

『ヒデキ・マツイの腫れた膝は、2009年シーズンを通して付き合わなければならない問題となっていたわけだが、ワールドシリーズ中盤のナショナルリーグのルールへの移行は、痛む関節を休ませる機会となった。

フォール・クラシックの第6試合がブロンクスに戻ってきたとき、ヤンキースのスラッガーは異次元のパフォーマンスで爆発する準備を整えていた。

ヤンキースがフィリーズを7-3で下し、新しいヤンキースタジアムで球団史上27度目のワールドシリーズ制覇を祝福するなか、新記録となる6打点を記録したマツイは、ワールドシリーズMVPの栄冠を獲得したのである。

「今になって当時を振り返ってみても、自分が第6戦でやったことは、あれは僕がやったことだと分かっていても、あれが自分だったとは感じないですね」とかつてマツイは述べた。

「あのパフォーマンスの背後には、摩訶不思議な力みたいな物があったように感じます。とは言え、フィラデルフィアから戻り、また先発ラインナップに自分の名前が書き込まれ、良い心持ちがしました。

そして、ワールドチャンピオンを決定した試合で、あのようなパフォーマンスが発揮できたのは、とても非現実的な感じがしました。僕は何か不思議な後押しがあったと感じていたんです」。

優勝を決めた試合で本塁打、二塁打、そして単打を放ったマツイは、打率.615、3本塁打、8打点を記録したワールドシリーズで白眉のパフォーマンスを見せた。

マツイがペドロ・マルティネスから放った2回の2ランホームランによる初得点は、先発のアンディ・ペティットを助けるとともに、ヤンキースにその後も手放すことのなかったリードをもたらした。

病気療養中のオーナー、ジョージ・M・スタインブレナーがフロリダの自宅から観戦するなか、ヤンキースは“ボスのために勝つ”を合言葉とした。

それはヤンキースの“核となる4人”であるペティット、デレク・ジーター、ホルヘ・ポサダ、そしてマリアーノ・リベラにとって5度目のワールドシリーズ制覇であるとともに、結果的には選手としてトロフィーを掲げた最後の機会となった』。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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