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野球 コラム 2020年4月28日

ヤンキースのカイル・ヒガシオカ捕手、田中将大の通訳に日本語を教わる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ニューヨーク・ヤンキースの捕手、カイル・ヒガシオカが現地紙『ニューヨーク・ポスト』の電子版に手記を寄稿し、その中でこの中断期間中の過ごし方や日本語習得の意欲について語っているので、今回はその内容について紹介しよう。

日系4世のヒガシオカはスプリング・トレーニング中に、田中将大の通訳を務める堀江慎吾氏から日本語のレッスンを受けていたとのこと。

現地26日付で掲載された手記の中で、日本語の習得やレギュラーシーズン中の試合へ向けた準備の仕方について次のように認めている。

『日本と言えば、僕は父方から見て日系アメリカ人4世なので、何年か前にもっと日本語を学びたいという願望について公に話したことがあった。

この休止期間中はそこまで勉強できていないのだけどね。一緒に練習してくれる人がいないと、勉強するのは難しいから。

スプリング・トレーニング中は、マサヒロ・タナカの通訳であるシンゴ・ホリエが日本語のレッスンをつけてくれたんだ。でも、ひとたびシーズンが始まれば、環境は全く変わってしまう。皆が思うようには、そこまで自由時間は持てないんだ。

ナイトゲームの日は午後12時半には球場へ着いていて、常に何かをしている。シーズン中、メジャーリーグともなると準備のレベルもかなり張り詰めていて、特に僕のようにメジャーでの経験がそこまで豊富でない選手は、いくら試合の6時間半前に現地入りしても、自由な時間など作れないんだ。

運動やドリルによるフィジカル面の準備に加え、僕は映像とヒートマップを咀嚼し、初対戦の打者にどういう投球で勝負するかを把握している。

捕手として打者と対戦するときは、試合で実際に何が起こるかの分析について、事実確認をしなければならない。

そうすると、その後の準備も変わるんだ。と言うのも、打者が何かを大幅に変更していない限り、一度対戦した打者に対してはどういう投球をすれば良いのか把握できているからね』。

日本の一野球ファンとしては、マー君と掛け合い漫才ができるくらいまで彼の日本語力が上達すれば面白いだろうなとは思うが、先ずは捕手としての出場機会を増やすことが肝要であろう。

J SPORTS編集部

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