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野球 コラム 2020年4月13日

投手・大谷翔平と打者・大谷翔平の対戦を真面目に検討した結果…

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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投手としての大谷翔平が打者として打席に入った自分自身と対戦したら、どちらの大谷に軍配が上がるのか。

『CBSスポーツ』は現地10日付で電子版に掲載した記事で、そんな決して実現することのない対戦についての考察を巡らせ、『4つの視点から仮説に基づく対戦の勝者を割り出した』としている。

記事では1つ目の視点として、統計的な分析方法を用い、ログ5なる公式に打者・大谷の右腕に対するスタッツを当てはめ、さらに投手・大谷の力量を鑑みた誤差を勘案した回帰分析を実施。

その結果、打者・大谷が投手・大谷のみと対戦した場合の打撃成績を打率.264/出塁率.348/長打率.504と弾き出した上で、この視点による勝敗を次のようにまとめている。

『このラウンドでは、打者・オオタニが球界屈指の投手を相手に良くやったと言うべきか、あるいは投手・オオタニがスター打者を通常以下に抑えたとするべきか、どちらが「勝った」のか答えを出すのは難しい。我々は投手・オオタニに傾いていると言っておこう』。

次に記事では、代理の選手による対戦を第2の視点として用い、次のように考察している。

『時間を節約するため、スタットキャストにて類似する統計を用い、我々はマイク・クレビンジャーが、最もオオタニに似ている投手であることを割り出した。

理論上、完璧に符合するわけではないが、オオタニは左打者に対し、速球とスプリットを多用し、そこにカーブを混ぜており、クレビンジャーもチェンジアップとカーブをほぼ同等の割合で投げる、3方面のアプローチを採っているので、目的は果たせるだろう。

オオタニはこれまでのキャリアで、クレビンジャーとは2018年に3回、2019年に3回と、計6回対戦している。オオタニはこの対戦成績を5打数2安打1四球としており、2安打は何れも本塁打を放っている。このラウンドは、明らかに打者オオタニの勝ちである』。

第3の視点は識者の意見となっており、記事では複数のエキスパートが投手・大谷を有利と見ているとした上で、段落の末尾を識者の1人であるクリストファー・クロフォード氏による次の意見で結んだ。

「オオタニは選球眼があるので、彼のスプリットは、彼自身に対してはそこまで効果的ではないかもしれない。

私は内角高めへの速球が増えると思うが、(投手としての)彼がカウントを有利に進めることができれば、あの切れのあるスプリットはもっと意味を持つことになるだろう。

あれほど好打者のオオタニは、マウンド上でさらに良さを増すので、私は投手バージョンの彼にアドバンテージがあると見ている」。

最後に記事ではVRを分析の視点として用い、2016年に日本のテレビで放送されたVRによる投手・大谷vs.打者・大谷の動画を紹介し、『サンプルは少ないながら、ここでは投手・オオタニに軍配を上げるより他に選択肢はない』とした上で、次のように記事をまとめている。

『というわけで、これが答えである。もしオオタニが彼自身と対戦したら、彼は勝つであろう。あるいは、どちらにせよ彼の右腕が勝つと言うべきか』。

J SPORTS編集部

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