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野球 コラム 2020年3月25日

【楽天好き】松井裕樹、練習試合での先発とSNSでの発信

野球好きコラム by 松山 ようこ
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写真:キャンプでも毎日ファンにサインしていたオコエ

自粛ムードだからこそ、選手たちの快活な姿はファンに元気や勇気を与える。この日、印象に残ったのは松井が降板した時と、小郷裕哉がソロホームランを放った後。

ダグアウトで選手たちは、いつもの“ハイタッチ”ではなく、コロナ禍で急速に浸透しつつある“肘タッチ”をしていたこと。早くも取り入れていたのだ。

意識の高い選手たちは、工夫を凝らした発信を続ける。松井は開幕延期が決まった23日、球団のツイッターを通じて、「ぼくが幼稚園の時の将来の夢はなんでしょう?」と自分クイズを動画で発信。

答えは、1:プロ野球選手 2:桃の缶詰屋さん 3:パイロット のいずれかで、その夜に動画で発表された。気になる正解は「2」番。理由は、「その時、一番大好きな食べ物だったから」。

さらに、「年長の時は、缶詰屋の“屋”が書けたけど、年中の時は“屋”が書けなくて、『桃の缶詰になりたい』って書いてました」と愛らしいエピソードを披露している(ああ、ほっこりする!)。

他にも、小郷やオコエ瑠偉がインスタライブをしたことも記憶に新しい。なお、オコエはキャンプ中に宿泊先のホテルからライブを試みたものの、回線状況が悪く、画面も真っ暗のまま途中で断念。

そこで翌日、そのことを尋ねると、「ちゃんと中継できず、かたじけないっす」と照れ隠しのように頭をペコリと下げると、「前にぼく、週刊誌で悪く書かれたりして、支えてくれる人やファンに迷惑をかけてるので」と自ら発信する理由を明かした。

「自分が悪く言われるのは全然いいんですよ。でも、自分を思ってくれる人に何か返せたらと思って」と、一転して真摯な表情で語っていた。

先延ばしになった開幕は待ち遠しいばかり。けれども、こうした機会に選手の意外な側面が見られるのもまた、楽しみを膨らませてくれる。

文/写真:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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