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野球 コラム 2020年3月19日

山口俊、先発5番手?それともブルペン?現地メディアの予想は…

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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トロント・ブルージェイズの山口俊は今春のキャンプで、メジャー公式球へのアジャストが進み、先発ローテーション5番手候補、あるいは中継ぎ投手としての開幕ロースター入りが予想されていた。

しかし、キャンプが中断となり、シーズン開幕が延期となったことは、彼のポジション争いを巡る状況にも微妙に影響を与えることになるそうだ。

『MLB.com』は現地17日付の記事で、この先発投手5番手とセットアッパーを巡るポジション争いについて、次のように伝えている。

◆先発5番手

スプリング・トレーニングが中断となったことで、この座はトレント・ソーントンが失うこととなり、物事が再開した後もこの状況は変わらなそうである。

しかし、この(キャンプ中断による)追加時間は先発5番手の役割に深みを与える上で重要であり、これは諸々の要素にとても興味深い考え方を与えている。

ソーントンのライバルとしてキャンプを迎えたシュン・ヤマグチは、序盤こそ苦しんだが、日本からの大きな動きに対する調整のため、この時間を有意義に使えることになる。

この春はアンソニー・ケイも、折に触れて印象を残しており、大勢がひしめくトリプルAバッファローの先発投手たちも、メジャーリーグ昇格1番手の座を懸けたバトルを繰り広げることになる。

この春、球速100マイルの速球と圧巻の変化球で周囲を驚嘆させた、球団有望株ナンバーワンのネイト・ピアーソンもまた、候補の1人である。

当初、ピアーソンはトリプルAで開幕を迎え、5月、あるいは6月にメジャーへ招集される計画となっていた。この中断が、ピアーソンのスケジュールに与える影響は、全体で最も興味深い不確定要素となっている。

◆ブルペン及びセットアッパー

右腕のラファエル・ドリス(元阪神)は、虫垂摘出によりシーズン開幕に間に合わない可能性があり、これは彼がクローザーのケン・ジャイルズに繋げる8回のオプションとして浮上していただけに、トロントにとっては痛手となっていた。

しかし、今やこの心配はなくなり、ブルージェイズは日本での4年を経て帰国したドリスのパフォーマンスに満足している。

ジャイルズ、ドリス、アンソニー・バス、ウィルメル・フォント、サム・ガビグリオ、そして恐らくヤマグチで構成されるブルペンには、まだ残り数枠ある。

A.J.コールのような有力候補もいるが、リリーバーに特有の予測不能な性質は、この競合を再び再開させることになるかもしれない。

山口がこの余分にできた時間をどう過ごすかは、メジャー1年目の成否へ向け、大きな意味を持つことになりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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