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新型コロナウイルス感染拡大に伴い、今季メジャーリーグの開幕が最低2週間延期されることになったのは既報の通り(現地16日には、MLBによりさらに延期されることが発表された)。
これに伴い、春季キャンプも中断となったことから、『MLB.com』では各球団の担当記者が現地16日付で、今春のキャンプを総括する記事を続々と掲載し始めている。
そのほとんどは、『5つの重要なポイント』(記者によっては3点に絞っている)と題されており、球団によっては重要ポイントの1つとして日本人メジャーリーガーの名も挙がっている。
例えば、レッズを担当するマーク・シェルドン記者は、重要事項のトップで新戦力の秋山翔吾をピックアップし、『アキヤマは評判通り』と小見出しをつけて次のように評価している。
『全レギュラークラスの選手から、開幕スタメン級のラインナップを公表するには至らなかったが、レッズの改革された攻撃は活気を見せ、優勝争いの可能性へ向け、良い兆しとなっている。
ショウゴ・アキヤマは評判通り、ボールをインプレーに留め、出塁する技術を見せているが、これはシンシナティにとって、2020年の中軸に得点機を創出する上で極めて重要なことになる』。
一方、レイズ担当のフアン・トリビオ記者は、3点に絞った重要事項の1つに筒香嘉智の適応を挙げ、次のように論じている。
『スプリング・トレーニングを迎えるにあたり、ヨシトモ・ツツゴウが如何にメジャー最初のシーズンへ向けて調整できるか、そして守備と打席でどのようなプレーを見せるかは大きな疑問だった。
フィールド外では、ツツゴウは新しい文化、クラブハウス、そしてこれまでと異なるスケジュールに適応しなければならなかった。
フィールド上では、彼は速い球速、短い打撃練習の距離、そして比較的新しいポジションに適応する必要があった。この4週間を通し、レイズは日本人スラッガーの見せてきたことに満足している。
この春、ツツゴウは好スタートを切ったが、直近の数試合では苦戦を強いられた。彼は28打数でチーム一番の13三振としているが、打席では成熟したアプローチも見せており、4四球を引き出しつつ、ホームラン1本を放っている。
現在もメジャーリーグの投球に対し調整しているツツゴウは、プレーが再開され、チームがスプリング・トレーニング的な期間に戻れば、利益をもたらすだろう』。
この春に海を渡った2人の侍のプレーは、目の肥えた地元記者の琴線にしっかりと触れたようである。
J SPORTS 編集部
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