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野球 コラム 2020年3月7日

映画「侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~」 侍ジャパントップチーム・横浜DeNAベイスターズ 今永昇太投手インタビュー

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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三木慎太郎(J SPORTS)、今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)

「今永カメラ」。侍ジャパン完全密着ドキュメンタリー映画「侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~」オープニング映像は映画スタッフの間でこう呼ばれている。「今永カメラ」は昨年11月に開催されたWBSCプレミア12決勝戦、世界一決定の瞬間をベンチ最前列からおさえており、絶妙なカメラワークや角度など全てが完璧だった。侍ジャパンのベンチに"名カメラマン"が存在するとは、おそらく本映画を観るまで誰も知らなかっただろう。"名カメラマン"に最後を託したのは、本映画の監督・撮影者である三木慎太郎(J SPORTS)。三木は元横浜DeNAベイスターズ球団職員であり、旧知の仲である今永昇太投手にカメラを託した。今永カメラマンの誕生だ。今永カメラマン・・・いや名カメラマンは緊張感あふれる決勝戦のマウンドを、どんな想いで撮影していたのだろうか。カメラを託した三木が今永投手に、大会当時の心境そして侍ジャパントップチームへの想いを中心に話を聞いた。

ー今回のプレミア12では先発として、まずはオープニングラウンド最終戦という大事な試合で、地元チャイニーズ・タイペイを相手に完全アウェーの雰囲気で投げた感じはいかがでしたか?

今永「そうですね、少ない準備の中で會澤さん(広島東洋カープ)と色々なコミュニケーションをとりながら、會澤さんがなんとか僕のいいところを引き出そうとしてくれました。結果としては、3回という先発としての仕事は果たせなかったのかもしれませんが、無失点で試合も負けなかったという意味では、よかったのかなと。国際大会ならではの短期間での準備やハプニング、完全アウェーの中でやれたのも自分のキャリアにとっていい経験になりました。」


ー映画本編でも入れたんですが、地元ファンの大歓声の中マウンドでちょっと「にやっと」笑っているように見えたんですが…

今永「本当ですか??」


ーあの表情がなんかよかったなと。「負けてたまるか!」という気持ちが伝わってきた「にやり」で・・・。

今永「0に抑えたい気持ちが出ていたのかもしれませんね。」


ー日本では11/13スーパーラウンドのメキシコ戦にて先発で投げました。6回1安打8奪三振1失点、最後はチームメイトでもある山﨑康晃投手(横浜DeNAベイスターズ)が抑えて3-1で勝利しましたね。

今永「横浜DeNAベイスターズの代表として侍ジャパンにいると思っているので、メキシコ戦のように僕が先発で投げて最後にヤスさん(山﨑康晃投手)が抑えた試合は、チームに貢献することで更に強く感じますね。今回の大会で得た経験や知識をベイスターズにより良い方法で還元していかなければいけないと思っています。」


ー映画「侍の名のもとに」の話です。巷で話題の「今永カメラ」。カメラを渡した時のことは覚えている?

今永「はい、覚えています笑」


ー食堂で「カメラを持ってくれるか」とお願いしたら、「いいですよ、今日は投げないので」とOKしてくれて。ヤスアキ(山﨑康晃投手)がマウンドに上がっている時にカメラを持っていったのだけれども、試合中にも関わらずちゃんとベンチ近くの階段で待っていてくれたね。

今永「はい、待っていました。いい感じで撮れていました?(笑)」


ー映画のオープニングはあなたのカメラからですよ。チラシとポスターのメイン写真にも使用しましたよ。

今永「すごく光栄です!(チラシを見ながら)カメラの角度も完璧ですね。」


映画のポスター。メインビジュアルが今永投手撮影

ーちゃんとピッチャーとキャッチャーも入れて、肝心な時はカメラを下に向けて2ストライクの時くらいにカメラを上げていたね。それで「秋山(翔吾)さん撮っておこう!」ってユニフォーム映して・・・。もうピッチャー辞めて、「FOR REAL」(横浜DeNAベイスターズ球団公式ドキュメンタリー)撮影はどう?笑

今永「いや~、まだ野球はやらせてもらいたいので、セカンドキャリアとして考えます笑。」


ー今夏の東京オリンピックはシーズン中に開催されますが、当然代表にも選ばれたいという意識はあると思います。

今永「僕は目の前の試合を精一杯投げて、初めてオリンピックを意識するのかなと。もちろん今も頭の片隅にはありますが、今は開幕・シーズンのことへの想いの方が正直強いです。」


ー自国開催とプレミアで世界一になったことによるプレッシャーは感じていますか?

今永「プレッシャーは・・・・ありますね。プロ野球ファンの方が12球団の垣根を越えて応援していただいているので、歓声も凄いんですけれども落胆の声も凄いので。スーパーラウンドのアメリカ戦(11/12日本3-4アメリカ)で負けた時にそれはすごく感じました。「こういう思いをさせちゃいけないな」と。逆に決勝戦(11/16日本10-8韓国)で松田さん(福岡ソフトバンクホークス)がトロフィーを掲げた時の大歓声も忘れられません。国際試合で勝つこと・負けることを経験することによって、自分の成功体験として今後の自信やプロ野球でのキャリアに必ずプラスになると思いました。何歳になっても侍ジャパンには選ばれて、結果を出したいという気持ちは一層強くなりましたね。」


ーホームでもある横浜スタジアムで初めてオリンピックの試合が行われます。そこのマウンドに立つという意気込みを教えてください。

今永「やっぱり横浜DeNAベイスターズの代表として意地を見せなければいけないと思いますし、もちろん日本のためにも期待されているものは一つしかないと思うので、まずはプロ野球開幕に向けてしっかりと調整をして結果を出したいです。」


ー色はもちろん・・・

今永「ゴールドで。」


「にやり」と笑った裏には、侍ジャパンへの強い気持ちが見えた。

稲葉篤紀監督が侍ジャパントップチームに就任してから2019WBSCプレミア12優勝までの800日を専属カメラが記録した映画「侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~」のDVD・Blu-rayが4月24日(土)発売決定。本編未公開の「今永カメラ」をはじめとした特典映像63分が収録されたBlu-rayスペシャルボックスは永久保存版だ。

◆映画「侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~」DVD・Blu-ray販売情報◆
予約開始:2020年3月7日(土)~
発売開始:2020年4月24日(金)~
     →J SPORTSオンラインショップほかで予約受付中
【 Blu-rayスペシャルボックス(特典映像63分付き)価格:7,000円(税別)】

<特典映像>
・ もう一人の侍 秋山翔吾選手
・ 世界一のシャンパンファイト
・ 今日の円陣
・ 超絶技巧ファインプレー&ホームラン
・ 今永昇太投手が撮影した栄光の瞬間
・ 稲葉篤紀監督が登壇した試写会舞台挨拶
・ 主力選手出演ショートムービー集
【通常版DVD】 価格:3,800円(税別)
【通常版Blu-ray】 価格:4,800円(税別)
※通常版は特典映像なし。

製作著作・発売元:ジェイ・スポーツ  販売元:TCエンタテインメント   


取材・写真@J SPORTS

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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