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野球 コラム 2020年2月2日

【中日好き】中日ドラゴンズ、球春到来キャンプイン

野球好きコラム by 森 貴俊
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1月28日、チームは沖縄入りした。軽めの自主トレを終え、前日31日の全体ミーティング、チームのムードは一気に高まった。この日の夜、与田監督はユニフォームをハンガーにかけ靴下とシャツも整えてベッドに入った。

2月1日。沖縄北谷球場。晴天。球春到来を沖縄の空が祝福した。そして報道陣を前に2年目を迎える指揮官、与田剛監督は高らかに宣言した。

「去年と今年で意図的に何かを変える事はしないが、より勝負に徹していかないといけない。去年の蓄積した財産を結果に結びつけたい。去年できなかったリーグ優勝。そこだけを目指してやっていきます」。

11月沖縄で行った秋季キャンプのテーマは“体操”。自分の意志通りに体を操る。その為の体作りだった。この春はそれに“心“が加わった。

“心体操”

与田監督は「秋は体を操る事をテーマにした。今度はチャンスやピンチで心を操れるようにやっていきたい。去年の課題は得点力不足。チャンスで1本打てるかどうか。その心の部分を鍛えていきたい」と話した。

初日からチームは精力的に動いた。主力、そしてチームの顔に成長した高橋周平、2年目の飛躍が期待される根尾昂、ルーキーの郡司裕也、こういった選手たちが球場を後にしたのは夕方6時30分。各ポジションでの競争は激しさを増す。

外野の挑戦も始まっている根尾に関して与田監督は「去年は簡単にプロで通用しないことが分かったでしょう。今年は挑戦ですね。1軍で通用する形を作っていく事が大事です」と期待を寄せた。

若手だけではない。与田監督はベテランにも期待を寄せる。「去年、プロ初勝利が5人。若い選手も出てきましたが、やはりベテランにも期待します。去年、巨人もベテランの活躍が光った」。

「うちにも日本一を経験しているベテランはいます。その姿は鏡ですし、若手のいいお手本になる。ベテランが引っ張るチームが理想だし、奮起を促したい」と1軍北谷スタートの山井大介、吉見一起にも大きな期待を寄せていた。

センター大島、ライト平田の壁は高い。レフトを一体誰が奪うのか、筆頭は福田永将、アルモンテ。育成契約のシエラも十分に可能性はある。根尾昂の急成長も楽しみの1つだ。

正捕手の座を手繰り寄せるのは誰か。去年92試合出場の加藤匠馬、インフルエンザで少し出遅れるが経験豊富な大野奨太がいる。打撃ではパンチ力のある木下拓哉も十分考えられる。六大学三冠王、ルーキー郡司裕也も面白い存在だ。

先発ローテ争いでは大野雄大、柳裕也を軸に小笠原慎之介、梅津晃大の成長に期待がかかる。読谷スタートではあるが去年の開幕投手、笠原祥太朗も黙ってはいない。

若い山本拓実、清水達也がさらなる成長をとげるか。監督の言うように山井大介、吉見一起の存在もあなどれない。

キャンプイン初日。北谷球場前のグッズ売り場には多くのファンが並び去年の初日の売り上げを超す大盛況となった。東海地区からも含めおよそ3000人の方が詰めかけた。

応援する側も去年の悔しい思いと同時に手ごたえと期待を寄せる。いよいよ始まったドラゴンズ沖縄キャンプ。これから過ごす沖縄でのひと月は、間違いなく竜戦士をたくましくさせる。

文:森貴俊

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森 貴俊

1976年愛知県出身。東海ラジオ放送スポーツアナウンサー。ドラゴンズ戦中心のガッツナイターをはじめJリーグ、マラソン等スポーツ実況を担当。原点回帰を胸に、再び強き竜の到来を熱望する43歳。日々体力の衰えを感じるがドラゴンズへの喜怒哀楽は衰え知らず。今年もマイクの前で本気で泣いて怒って笑います!

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