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野球 コラム 2019年11月14日

【ハイライト動画あり】日本、大会全勝のメキシコに勝って首位浮上。WBSCプレミア12

野球好きコラム by 大島 和人
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WBSCプレミア12を戦っている侍ジャパンは、12日のアメリカ戦で今大会初の敗戦を喫した。

これで、スーパーラウンドに持ち越されたオープニングラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦も含めた通算成績は2勝1敗となっている。

13日の対戦相手は、通算3勝0敗で首位に立つメキシコ。オープニングラウンドでは2013年のWBC王者ドミニカ、2017年のWBC王者アメリカも倒している。

長打力があり、スーパーラウンドの2試合は無失点勝利と投打が噛み合った戦いを見せていた。

6チーム中2位以上という決勝進出の条件を考えれば「メキシコから勝ちを奪う」ことも重要になる。この試合は優勝に向けた大切な関門だった。

◆侍ジャパンスタメン
1番(一)山田哲人(ヤクルト)
2番(遊)坂本勇人(巨人)
3番(指)浅村栄斗(楽天)
4番(右)鈴木誠也(広島)
5番(二)外崎修汰(西武)
6番(左)近藤健介(日本ハム)
7番(三)松田宣浩(ソフトバンク)
8番(捕)會澤 翼(広島)
9番(中)丸 佳浩(巨人)
  (投)今永昇太(DeNA)

侍ジャパンは打線を大きく組み替えた。アメリカ戦で1番を打っていた丸佳浩を9番に下げ、今大会はまだ波に乗れていない山田哲人を1番、坂本勇人を2番で起用。

好調の浅村栄斗、外崎修汰をクリーンアップに配置するなど、稲葉篤紀監督は大胆な采配を見せた。

また、右打者を7名並べ、メキシコの先発で左腕のホラシオ・ラミレスを想定した打順を組んでいた。

その侍ジャパン打線が初回からいきなり火を吹く。2番・坂本勇人が一死からレフト前安打で出塁すると、カウント2-2から二盗成功。4番・鈴木誠也が二死2塁からセンター前タイムリー安打を放ち、先制点を挙げる。

さらに5番・外崎修汰がライト前安打で続き、6番・近藤健介もセンター前タイムリー安打。侍ジャパンは初回に4安打を集中させ、2点を奪った。

2回にも一死1・2塁として先発ラミレスを降板させると、2番手フェリペ・ゴンザレスから2番・坂本勇人がレフトにタイムリー安打。侍ジャパンは開始早々から3点のリードを確保する。

侍ジャパンの先発・今永昇太は初回から完璧な投球を続ける。4回無死から1番ジョナサン・ジョーンズに本塁打を喫したものの、6回を投げ切って被安打はわずか1だった。

「プルペンではあまり調子が良くなかった」という今永だが、會澤翼の好リードもあり、奪三振8と見事な内容だった。

今大会の侍ジャパンは「勝利の方程式」がしっかり確立している。今永と同様に素晴らしい内容を見せたのが甲斐野央、山本由伸、山崎康晃のリリーフ陣だった。

特に8回に登板した山本由伸は圧巻だった。最速154キロの速球も見事だが、さらに速球と球速差のないカットボールがある。また、140キロ台中盤から後半を計測するフォークボールはキレも含めて「魔球」の域だ。

山本は低めに制球されたフォークで、面白いように三振を奪った。自らの失策で二死から出塁を許したものの、3奪三振と驚異的な投球を見せた。

7回以降の3投手は甲斐野が2奪三振、山本が3奪三振、山崎が2奪三振。今永も含めた4投手で、メキシコの強力打線から計15奪三振を奪った。

各投手の縦変化は絶大な効果を発揮し、侍ジャパンの強みとなることが改めて証明された。

打線は追加点こそ奪えなかったが、坂本勇人が5打数3安打1打点と当たりを取り戻している。鈴木誠也も2安打と引き続いて好調だ。

◆試合結果
メキシコ|0 0 0 1 0 0 0 0 0|1
日  本|2 1 0 0 0 0 0 0 0|3

日本は3勝1敗でメキシコに並び、直接対決で勝利したため首位に浮上。16日に対戦する韓国は15日のメキシコ戦も残しているがここまで2勝。

スーパーラウンド最終戦の日韓対決は、決勝進出をかけた大一番になる可能性が高い。大会はいよいよ山場を迎えようとしている。

文:大島和人

◆これまでの成績
・3勝1敗:日本、メキシコ
・2勝1敗:韓国
・1勝2敗:チャイニーズ・タイペイ
・1勝3敗:オーストラリア、アメリカ

◆11月15日(金)スーパーラウンド
・午後0:00 アメリカ vs. チャイニーズ・タイペイ
・午後7:00 韓国 vs. メキシコ

◆11月16日(土)スーパーラウンド
・午後0:00 チャイニーズ・タイペイ vs. オーストラリア
・午後7:00 日本 vs. 韓国

◆11月17日(日) ・午後0:00 3位決定戦
・午後7:00 決勝戦

2019WBSC世界野球 プレミア12 スーパーラウンド

【ハイライト】日本 vs. メキシコ

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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