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野球 コラム 2019年9月23日

ダルビッシュ有、試合後のコメントは「今は言葉がない。ごめん」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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リグレー・フィールドのマウンドに勇躍した日本人右腕だったが、前回に続き今回も見事な力投をチームの勝利に結びつけることはできなかった。

シカゴ・カブスのダルビッシュ有は日本時間23日(現地22日)、本拠地でのカーディナルス戦で先発登板し、8回1/3を投げ7安打3失点無四球12奪三振と好投するも、2失点した9回に勝ち越しを許し、今季8敗目を喫した。

カーディナルスとの直接対決に敗れたことで、カブスの地区優勝の可能性は消滅した。

◆試合結果
STL|0 0 1 0 0 0 0 0 2|3
CHC|1 0 0 0 0 1 0 0 0|2

9回もマウンドに上がりながら、110球の力投が実らなかったこの日のダルビッシュについて、『MLB.com』は同日付で掲載した試合の詳細記事の中で、試合後のロッカルームの様子でその無念さを表現した。以下、同記事の抜粋である。

「クラブハウスにあるユウ・ダルビッシュのロッカー上部に貼られた彼の銀のネームプレート右側には、相当量の泥がこびり付いていた。

これは、カーディナルスに対する日曜のはらわたがちぎれるような思いのした敗戦後、怒りに任せてスパイクを放り投げた結果の痕跡だった」。

これで5試合連続の1点差負けとなり、ナ・リーグ中地区の優勝争いからカブスが脱落することとなった3-2の敗戦後、ダルビッシュは記者たちを前に、彼の感情を言葉で表現することに苦しんだ。

故に、ダルビッシュは自分のロッカーの方へと振り返り、彼の投じた111球目の残留物を指差した。「とても苛立っている。人生で最悪だ」とダルビッシュは言った。「見れば分かるよね?」。

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