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リグレー・フィールドのマウンドに勇躍した日本人右腕だったが、前回に続き今回も見事な力投をチームの勝利に結びつけることはできなかった。
シカゴ・カブスのダルビッシュ有は日本時間23日(現地22日)、本拠地でのカーディナルス戦で先発登板し、8回1/3を投げ7安打3失点無四球12奪三振と好投するも、2失点した9回に勝ち越しを許し、今季8敗目を喫した。
カーディナルスとの直接対決に敗れたことで、カブスの地区優勝の可能性は消滅した。
◆試合結果
STL|0 0 1 0 0 0 0 0 2|3
CHC|1 0 0 0 0 1 0 0 0|2
9回もマウンドに上がりながら、110球の力投が実らなかったこの日のダルビッシュについて、『MLB.com』は同日付で掲載した試合の詳細記事の中で、試合後のロッカルームの様子でその無念さを表現した。以下、同記事の抜粋である。
「クラブハウスにあるユウ・ダルビッシュのロッカー上部に貼られた彼の銀のネームプレート右側には、相当量の泥がこびり付いていた。
これは、カーディナルスに対する日曜のはらわたがちぎれるような思いのした敗戦後、怒りに任せてスパイクを放り投げた結果の痕跡だった」。
これで5試合連続の1点差負けとなり、ナ・リーグ中地区の優勝争いからカブスが脱落することとなった3-2の敗戦後、ダルビッシュは記者たちを前に、彼の感情を言葉で表現することに苦しんだ。
故に、ダルビッシュは自分のロッカーの方へと振り返り、彼の投じた111球目の残留物を指差した。「とても苛立っている。人生で最悪だ」とダルビッシュは言った。「見れば分かるよね?」。
ダルビッシュは、チームのブルペンが火の車となり、シーズンの行方が危機に瀕している状況で、カブスのため長丁場を投げるべく、できる限りの手を尽くした。
降り続いた雨の中、右腕は12奪三振を積み上げ、セントルイス打線をきりきり舞いさせた。彼が9回のマウンドに上がったとき、ダルビッシュはカブスが熱望していた2-1の勝利をもたらす状況を作っていた。
そしてそれは、カーディナルスによる最後の反撃で、手からすり抜けたのである。
ダルビッシュは8回1/3で110球を投げ、無四球とした。彼は1908年以降、球団史上初となるとなる3試合連続12奪三振以上を記録した。MLB史上でも、これはこれまで22回しか達成されていない。
ダルビッシュのこの日の好投は、直近2試合で27奪三振を記録した上でのものであり、直近の試合では単一試合の球団記録となる8者連続奪三振を記録していた。
「今は言葉がない。ごめん」とダルビッシュは試合後のコメントを締め括った。
J SPORTS 編集部
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