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シアトル・マリナーズの菊池雄星は日本時間8日(現地7日)、敵地でのアストロズ戦に先発し、5回0/3を5安打1失点と好投するも、勝敗はつかなかった。
先日キャリア3回目のノーヒットノーランを達成した、名投手バーランダーとの投げ合いとなったこの試合は、マリナーズが1-2で接戦を落とした。
◆試合結果
SEA|0 0 1 0 0 0 0 0 0|1
HOU|0 0 0 0 0 1 1 0 X|2
『MLB.com』でマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者は、同日付で「キクチのソリッドなパフォーマンスもマリナーズには不十分」と題した速報記事を投稿。
この日の菊池の投球について、次のように伝えている(速報記事はその後、タイトルが変更されている)。
「左腕のユウセイ・キクチは、5回までバーランダーに投げ勝つも、6回にアレックス・ブレグマンに対し、飛距離399フィートの先頭打者ホームランを許し、試合は1-1の同点となった」。
これはマリナーズの菊池が許した唯一の失点であり、その後、彼はヨルダン・アルバレスに単打を打たれたところで降板となった。
「ユウセイは質の高い相手に対し、素晴らしいボールを投げた」とマリナーズのスコット・サーバイス監督は述べた。「彼は幾つか見事な調整を加えた。彼はリラックスしていたね」。
「今の彼の状態は気に入っている。ずっと言ってきたことだが、今年は学びの年になる。我々は彼の素晴らしい登板も見てきたし、彼が若干苦しむところも見てきた。でも、今彼の進む方向は良いと思っている」。
くだんのホームランは、菊池が今季許した34本目のホームランであり、これで彼はルーキーとして被本塁打数で、1977年のブルージェイズのジェリー・ガービンによる記録を更新した。
ガービンはそのシーズンに244回2/3を投げているが、キクチは現時点で投球回数を149回1/3としている。
しかしながら、菊池は良い投球を見せ、この日はアストロズ相手に5安打2四球5奪三振とし、今季は6勝9敗、防御率5.24としている。彼はヒューストン相手の最初の2試合を0勝1敗、防御率9.00としていた。
「ここでの2試合では打たれていたので、その流れを止め、しっかり投げたいと思っていました」と菊池は通訳を介して述べた。
「相手投手についてはそこまで意識していなかったですね。パワフルな打線との対戦について考えていましたし、とにかく失点を抑えたいと思っていました」。
どうやら学びの年は、実りの年になりつつあるようだ。
J SPORTS 編集部
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