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ヤンキースの田中将大は日本時間17日(現地16日)、先発マウンドに上がった本拠地でのインディアンズ戦で、このところの復調が一時的なものでないことを証明して見せた。
前回のブルージェイズ戦で、8回無失点と圧巻のパフォーマンスを見せた右腕は、この日も強力なインディアンズ打線に対し、6回1/3を投げ4安打2失点の好投でチームの勝利に貢献し、自身今季9勝目をマークした。
◆試合結果
CLE|0 1 0 0 0 0 1 0 0|2
NYY|2 0 0 0 1 0 0 0 X|3
同日付で『MLB.com』が掲載した試合の速報記事によると、これで先発した直近4試合を2勝0敗、防御率3.42とした田中について、アーロン・ブーン監督は、「彼はとても良いボールを投げたと思う。彼にとっては、さらなるシャープで大きな登板だった」と述べたとのこと。
また、地元紙『ニューヨーク・ポスト』は「ヤンキースが盛り返すなか、マサヒロ・タナカが投球面の立ち直りを先導」と題した記事を電子版に掲載した。
そして、「2試合連続で力強い先発を見せた」とシーズン2桁勝利へあと1勝とした右腕を評価した。
一方、『ニューヨーク・デイリーニューズ』紙は、この日の田中の投球について、電子版に「プレーオフへ準備の整ったマサヒロ・タナカが(遂に)武器とする全3球種を制球」と題した記事を掲載し、次のように伝えた。
「マサヒロ・タナカは進化しなければならなかった」。
「かつては自身のスプリット・フィンガー・ファストボールに依存していたが、ヤンキースの右腕は今季、三振を奪う投球としてこのボールに頼れなくなっていた。
しかしながら金曜の夜にタナカは、速球とスライダーに効果的にスプリットを交えて凡打で打ち取り、今一度、ヤンキースがプレーオフで必要とする投手に進化しているところを見せた。
ヤンキースは、立ち上がりから支配的だったタナカのおかげで、木曜夜の大惨事を洗い流すことができたのである」。
頼れる右腕は、ポストシーズンへ向け着々とギアを上げているようだ。
J SPORTS 編集部
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