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第90回都市対抗野球大会は19日が大会のちょうど中日。2回戦の3試合が行われ、ベスト16が出揃った。
【都市対抗野球2019】
NTT西日本 vs. JR九州 ハイライト(第7日 第1試合)
第1試合はNTT西日本(大阪市)とJR九州(北九州市)の対戦。NTT西日本は1回表にJR九州の守備の乱れもあり、先発・吉田奈緒貴を攻略する。
1番打者が相手の失策で出塁すると、2番・濱田祥伍はセンター前安打で無死1・3塁のチャンス。3番・山田峻士はレフトが飛球を見失う幸運なタイムリー安打を放ち、NTT西日本が1点を先制する。
さらに4番・中西純平も、ライトが打球を見失うセンター前安打で出塁。白球が屋根の色と重なる東京ドームのデーゲームで起こる現象が、NTT西日本に利した。
さらにNTT西日本は、5番・長田涼平は一死満塁から押し出しの四球を選び、6番・中村篤人もセンターに犠牲フライ。初回から一挙に3点を奪い、試合を優位に進める。
JR九州も4回裏、5番・東向誠が一死1・2塁からライトオーバーのタイムリー二塁打。しかし、NTT西日本の先発・大江克哉が後続を抑える。大江は6回途中まで2失点で、勝ち投手になった。
一方、NTT西日本は5回表、3番・山田峻士が無死からソロ本塁打で追加点。4-2とリードを拡げる。
JR九州は3番手の左腕・井上翔夢が6回を1失点、10奪三振と好リリーフを見せたが、初回の3失点が響いた。NTT西日本は4-2と勝利し、ベスト16進出を決めている。
◆試合結果
NTT西日本|3 0 0 0 1 0 0 0 0|4
JR九州 |0 0 0 2 0 0 0 0 0|2
【都市対抗野球2019】
JR四国 vs. 三菱重工神戸・高砂 ハイライト(第7日 第2試合)
第2試合はJR四国(高松市) と三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市)の対戦。
三菱重工神戸・高砂は10年連続出場の表彰を受けた絶対的エース・守安玲緒が先発。しかし、初回から本来の制球力、キレを欠く苦しい投球となる。
JR四国は1回表、4番・北尾勇人が二死1塁から三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち先制点。
三菱重工神戸・高砂も1回裏、4番・津野祐貴が二死2塁からセンター前タイムリー安打。1-1と追いついたが、JR四国の攻勢は続く。
JR四国は3回、一死から注目の高卒ルーキー内野手、水野達稀が勝ち越しのソロ本塁打。4回にも4番・北尾がレフトにソロ本塁打を放ち、3-1とリードを拡げる。
三菱重工神戸・高砂は守安玲緒が、自ら申し出て5回で降板。富光男監督は「想定外」と口にする継投を強いられた。
しかし、6回から登板した2番手・栗山拓巳が好投を見せる。ミキハウスから補強された29歳の右腕は、最速144キロの速球とスライダーで、JR四国打線を封じ込めた。
三菱重工神戸・高砂は6回裏、無死1塁から3番・和氣暉親がセンター前安打。補球の乱れを突いた一塁走者が生還して1点差に迫り、これで勢いづいた。
5番・那賀裕司は2番手の左腕・平山史崇からレフトに2ラン本塁打を放つ。三菱重工神戸・高砂が4-3と逆転に成功した。
トドメは7回裏の攻撃。2番・根来祥汰が二死2塁からセンター前タイムリー安打を放ち、スコアは5-3。
さらに二死満塁とチャンスを拡げ、5番・那賀が満塁本塁打。リードを6点と拡げて、試合を決めた。那賀は「人生初」の2打席連続本塁打で、逆転劇のヒーローとなった。
三菱重工神戸・高砂は最終回に1点を許したものの、問題なくリードを守り、9-4で勝利した。
◆試合結果
JR四国 |1 0 1 1 0 0 0 0 1|4
三菱重工|1 0 0 0 0 3 5 0 X|9
【都市対抗野球2019】
ヤマハ vs. JR東日本 ハイライト(第7日 第3試合)
第3試合はJR東日本(東京都)とヤマハ(浜松市)の対戦。試合は中盤まで投手戦だった。
JR東日本の先発・太田龍は高卒3年目で身長190センチの大型右腕。150キロを超す速球を投げ、プロからも注目されている逸材だ。
この2回戦では、昨年の都市対抗から一回り脱皮した「大人」の投球を見せる。速球は140キロ台止まりだったが、フォーク、スライダーを多投。速球も高めに抜けず、低目へしっかりコントロールされていた。
ヤマハの先発・フェリペ・ナテルも素晴らしかった。140キロ台後半の速球と、得意のスライダーで相手打線を封じる。
試合が動いたのは6回表。ヤマハは無死から2番・秋利雄佑がレフトオーバーの二塁打を放つ。一死3塁のピンチで太田龍は降板。
2番手にはセガサミーから補強された技巧派左腕・横田哲が起用された。ヤマハは4番・前野幹博がライトに犠牲フライを打ち、1点を先制する。
直後の7回表、JR東日本は無死1・2塁のチャンスを作り、ナテルをノックアウト。ヤマハは左腕・九谷青孝をワンポイントで起用する。
JR東日本は5番・丸子達也が一、二塁間をしぶとく破るタイムリー安打。同点に追いつき、無死1・3塁とチャンスが続く。3番手・堀田晃の登板後もその攻勢は止まらない。
JR東日本は代打・柴田紘佑が一死満塁からレフト前タイムリー安打を放って勝ち越しに成功。
さらに途中出場の1番・長谷川拓真が二死満塁から右中間を真っ二つに破るタイムリー三塁打。この回5得点で一気に逆転し、7回の攻撃を終える。
8回表にも5番・丸子がレフトに流す「巧打」で2ラン本塁打。リードは6点まで広がった。
JR東日本は3番手の右腕・西田光汰が3イニングをパーフェクトに抑える好リリーフを見せ、7-1でヤマハを下している。
◆試合結果
JR東日本|0 0 0 0 0 0 5 2 0|7
ヤマハ |0 0 0 0 0 1 0 0 0|1
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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