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野球 コラム 2019年7月17日

逆転満塁弾、補強選手の活躍、大ベテランの力投。優勝経験のある3チームの明暗分かれる。都市対抗野球4日目

野球好きコラム by 大島 和人
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第90回都市対抗野球大会は16日(火)が大会4日目。2回戦の3試合が行われた。

【都市対抗野球2019】

三菱日立パワーシステムズ vs. トヨタ自動車 ハイライト(第4日 第1試合)

第1試合は2016年大会で優勝したトヨタ自動車(豊田市)と三菱日立パワーシステムズ(MHPS/横浜市)の対戦。

MHPSは右肘の手術から復帰した技巧派右腕・大野亨輔が立ち上がりから好投する。攻撃も順調で、2回裏に無死満塁の大チャンス。8番・対馬和樹の一ゴロが相手のフィルダースチョイス(野選)を誘い、まず1点を先制する。

9番・久木田雄介も無死満塁からレフトフェンス直撃の当たり。長打コースかと思われたがクッションボールが大きく跳ね、二塁走者が本塁でタッチアウトとなる。

2回の攻撃は2点止まりだったが、4回裏にも二死1塁から2番・矢野幸耶がタイムリー二塁打。MHPSが3-0とリードを拡げる。

トヨタ自動車はドラフト候補にも挙がる右の本格派・立野和明(東海理化からの補強)を先発で起用したが、4回で降板。ただし、村川翔太、川尻一旗と中継ぎ投手が追加点を許さない。

すると8回表、トヨタ自動車は代打・河合完治が一死から左中間を破る二塁打。1番、2番も出塁して一死満塁のチャンスを作る。3番・樺澤健がライト前タイムリー安打を打って1点を返し、MHPSはここで大野亨輔が降板した。

MHPSのリードは2点残っていたが、2番手投手・大場遼太郎の初球にドラマが起こる。

トヨタ自動車の打席には4打席で、まだ出塁がなかった4番・沓掛祥和。彼がストレートを引っ張り、左中間スタンドに逆転満塁本塁打を打ち込んだ。5番・多木裕史もライトにソロ本塁打を放ち、トヨタは一挙6点を挙げた。

トヨタ自動車は、8回裏に2点差まで追い上げられたが、9回裏は大ベテランの右腕・佐竹功年が登場。140キロ後半も計測する迫力で、上位打線を三者凡退に打ち取り、6-4と激闘を制した。

◆試合結果
トヨタ|0 0 0 0 0 0 0 6 0|6
MHPS |0 2 0 1 0 0 0 1 0|4

【都市対抗野球2019】

王子 vs. 日本製鉄鹿島 ハイライト(第4日 第2試合)

第2試合は日本製鉄鹿島(鹿嶋市)と優勝1回の王子(春日井市)の対戦。王子は実績十分の右腕・近藤均、日本製鉄鹿島は元阪神の右腕・玉置均が先発して試合が始まった。

王子は1回裏、二死2塁から4番・神鳥猛流が右前タイムリー安打を放つ。対する日本製鉄鹿島は2回表、SUBARUから補強された39歳の指名打者、6番・林稔幸が一死三塁からレフトにタイムリー安打。1-1と同点に追いついた。

そこからは日本製鉄鹿島が攻勢。4回に一死3塁からやはりSUBARUからの補強選手・日置翔兼がライト前にタイムリー安打を打ち、勝ち越しに成功する。

5回には捕逸で三塁走者が生還して3点目を加え、さらに一死1・3塁から7番・佐藤竜一郎がライト前にタイムリーヒットを放つ。

日本製鉄鹿島は6回にも一死2塁から2番・福盛陽平がセンター前にタイムリー安打。5-1とリードを大きく拡げた。

王子もここから追い上げ、6回に2得点。9回にも二死3塁から9番・秦匠太朗がライト前タイムリー安打。4-5と1点差に迫る。

ここで日本製鉄鹿島は二番手の左腕・能間隆彰をマウンドから降ろし、SUBARUから補強された右腕・角田皆斗を投入する念入りの継投。角田が最後の打者を打ち取り、日本製鉄鹿島が補強選手の活躍もあって5-4と勝利している。

◆試合結果
鹿島|0 1 0 1 2 1 0 0 0|5
王子|1 0 0 0 0 2 0 0 1|4

【都市対抗野球2019】

東芝 vs. JR東海 ハイライト(第4日 第3試合)

第3試合は優勝7回を誇る東芝(川崎市)とJR東海(名古屋市)の対戦だった。東芝は先発の右腕・岡野祐一朗が立ち上がりから好投する。

打線は4回表に一死満塁のチャンスを作ると、9番・岡部祐太がライトに2点タイムリー二塁打。さらに一死満塁から内野ゴロで1点を加え、3-0とリードを拡げる。

岡野は8回裏。JR東海の7番・佐藤大将にソロ本塁打を浴び、9回裏にも一死1・2塁と一打逆転サヨナラのピンチを迎えた。しかし、平馬淳監督に続投を志願すると、後続の2人をぴしゃり。岡野は116球、被安打5、四死球1の1失点で完投勝利を挙げ、東芝がベスト16に進んだ。

◆試合結果
東芝 |0 0 0 3 0 0 0 0 0|3
JR東海|0 0 0 0 0 0 0 1 0|1

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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