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野球 ニュース 2019年6月17日

明治大学、エース・森下暢仁の完投で38年ぶり6回目の優勝。全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 大島 和人
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第68回全日本大学野球選手権大会の決勝戦が17日、神宮球場で行われた。東京六大学を制した明治大学と、京滋大学野球連盟の王者・佛教大学の両校が、27代表から決勝戦に勝ち上がってきた。

明治大はプロ注目のエース森下暢仁(大分商)が中3日で登場。佛教大は右スリークォーターの技巧派・中山塁(岡山南)が先発した。

2回表、明治大は一死3塁から8番・西野真也(浦和学院)が中飛を放つ。だが、三塁走者のタッチアップは本塁で刺されて、先制を逃した。

明治大は続く3回、一死2・3塁のチャンスから、3番・内山竣(静岡)の一ゴロ。ここで相手の悪送球があり、2点を先制する。明治大は直後に登板した2番手投手・丸山惇(大冠)のボークで更に1点を追加した。

佛教大は過去4試合で3度も、3点差をひっくり返している粘り強いチーム。ただ、明治大は森下が素晴らしい投球を見せる。最速152キロを記録した速球はもちろん、複数の変化球が切れ、制球も安定。

4回以降は、6イニング連続で安打による出塁は許したものの、走者を出してからの乱れがなく連打を許さない。

対する佛教大も4回表から登板した188センチの本格派右腕・福森建(水口)が好投。試合は膠着したまま終盤に入る。

明治大は9回表、上位打線の出塁で二死満塁のチャンスを作る。ここで5番・喜多真吾(広陵)がライト線を破るタイムリー2塁打。3者が生還して、リードを6点と拡げた。

9回裏、佛教大も一矢を報いる。3番・野嶋真吾(和歌山商)が一死1塁から、タイムリー二塁打を放って1点を返す。しかし、森下が4番、5番を連続三振に打ち取り、試合を締めた。

明治大が佛教大に6-1と快勝し、38年ぶり6回目の優勝を飾っている。

全日本大学野球選手権ハイライト

決勝 明治大学vs.佛教大学

明治大|0 0 3 0 0 0 0 0 3|6
佛教大|0 0 0 0 0 0 0 0 1|1

佛教大:●中山塁、丸山、福森、木村―坪倉
明治大:○森下―西野

◆表彰選手
・最高殊勲選手賞:森下暢仁(明治大)
・最優秀投手賞:森下暢仁(明治大)18イニング・2勝・防御率0.50
・首位打者賞:北本一樹(明治大)13打数7安打・打率.538
・敢闘賞:木下隆也(佛教大)
・特別賞:東京農業大北海道オホーツク

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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