東京農業大学北海道、粘る近大工学部を突き放す。全日本大学野球選手権

2年ぶり16回目出場の東京農業大学北海道オホーツクと、2年ぶり29回目の近畿大学工学部という常連校の対戦となった神宮球場の第2試合。

序盤から主導権を握ったのは東農大北海道。1回表、タイシンガーブランドン大河（石川）のタイムリーで1点を先制。さらに4回表には相手のミスにつけ込んで2点を追加。3-0とリードする。

一方、近大工学部はその裏、4番・櫻井涼（広島商業）のソロで1点を返すと、9番・池上和弘（金光学園）のタイムリーで1点差とするが、5回表には東農大北海道の5番・榎本竜成（流通経済大学柏）に一発を浴び、2点差のまま9回裏へ。

それでも近大工学部は2死ランナーなしから1番・杉本涼（開星）のソロなどで同点に追いつき、延長戦へ。しかし、東農大北海道は10回表に2点を勝ち越し。その裏、粘る近大工学部の反撃を1点に抑え勝利を収めた。

◆試合結果
東農北海道｜1 0 0 2 1 0 0 0 0 2｜6
近大工学部｜0 0 0 2 0 0 0 0 2 1｜5

【投手成績】

◆東京農業大学北海道オホーツク
・林　虹太（佐久長聖）：4回 3安打2三振4四死球 2失点（自責点2）
・伊藤茉央（喜多方）：4 2/3回 4安打2三振1四死球 2失点（自責点2）
・中村亮太（千葉経済大学附）：1 1/3回 0安打0三振1四死球 1失点（自責点0）

◆近畿大学工学部
・松浦有希（松江商業）：3 2/3回 9安打1三振0四死球 3失点（自責点3）
・富田昇太（南陽工業）：3 1/3回 3安打3三振2四死球 1失点（自責点1）
・戸田達也（創成館）：2 1/3回 0安打0三振1四死球 0失点
・石田大輔（西条農業） ：2/3回 1安打1三振0四死球 2失点（自責点0）