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野球 ニュース 2019年6月10日

緊迫の投手戦を制したのは大阪商業大学。全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 大島 和人
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本日10日に開幕した第68回全日本大学野球選手権大会。東京ドームの第4試合は大阪商業大学と日本文理大学の1回戦だった。

大阪商大の先発は今秋のドラフト候補に名の挙がる右腕・大西広樹。日本文理大は191センチの右スリークォーター、3年生の藤野幹大だった。

日本文理は1回裏、四球で出塁した走者を盗塁と暴投で三塁に進め、二死3塁から4番・安永元也がタイムリー安打を放って1点を先制。

日本文理は2回裏にも一死1,3塁のチャンスを迎え、中村壽博監督はヒット・エンド・ランのサイン。しかし9番・小野鷹志の二ゴロは走者とほぼ重なるコースに飛び、併殺打となってしまう。

3回表、大阪商大は9番・岡澤智基が二塁打で出塁し、一死3塁から2番・川中龍太郎が犠牲フライを放つ。試合は1-1の同点となり、ここから試合は膠着。両投手の引き締まった投手戦が続く。

9回表、大阪商大は5番・戸田航史がセンター前安打で出塁し、二盗とバントで一死3塁のチャンスを作る。7番・工遼汰のスクイズは投飛となって走者を返せず、チャンスは潰えたかに思えた。

さらに続く代打・曽根光貴が放った打球は、完全に討ち取られた当たりの内野ゴロ。しかし曽根は必死のヘッドスライディングでセーフとなり、二前タイムリー安打で大阪商大がついに勝ち越す。

9回裏は尻上がりに調子を上げた大西が三者凡退で切り抜けた。藤野の11奪三振を奪った投球も見事だったが、大阪商大が2-1で日本文理を下している。

全日本大学野球選手権ハイライト

◆試合結果

大阪商大┃0 0 1 0 0 0 0 0 1┃2
日本文理┃1 0 0 0 0 0 0 0 0┃1

◆バッテリー
日本文理:●藤野―小出
大阪商大:○大西―岡澤

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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