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野球 コラム 2019年6月9日

大谷翔平と菊池雄星の初対決。「トイレ掃除から夢のメジャーまで」と地元紙が報道

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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現地8日に実現した大谷翔平と菊池雄星による花巻東高校同窓対決を、大谷が制したのは既報の通りである。

◆試合結果
SEA 0 1 1 0 0 1 0 0 0 3
LAA 3 0 0 4 3 0 0 2 X 12

メジャーで1年先輩の大谷は、高校の先輩にあたる菊池に対し、3打数2安打1本塁打と手厳しいメジャーの洗礼を浴びせたわけだが、これに対し『MLB.com』は同日付で掲載した記事の中で、オースマス監督や同僚トラウトのコメントを交え、次のように報じている。

「正直言って、思惑通りの展開だった」と、エンゼルスのブラッド・オースマス監督はオオタニによるキクチとの初対戦について述べた。

「知っての通り、彼はとても落ち着いている人間だが、彼は常にやる気のある男なので、余分にモチベーションがあったとは言いたくないが、(この勝負に関しては)何かが余分にあったと思う」。

通常は控え目なオオタニだが、ホームランの後は見るからに興奮しており、ダグアウトへ戻る途中に腕を曲げる筋肉ポーズを取り、ダグアウトでも再度同じポーズを取った。

オオタニはこれについて、今週コール・カルフーンがホームランを打った際に取ったポーズをからかって真似たと説明した。

「俺がこれまで見たなかで、あれは彼がホームランで最もエキサイトした瞬間だった」とトラウト。「もし、俺が(キクチと)同じ高校に行っていたら、俺だって同じことをしたさ。彼は興奮していたね。とてもクールだった」。

なお、現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は試合後に「ショウヘイ・オオタニとユウセイ・キクチが、トイレ掃除からメジャーリーグの夢を叶えるまで」と題した記事を電子版に掲載した。

記事の中で、日本人メジャーリーガーによる高校の同窓対決は、2007年に実現したロッキーズの松井稼頭央とパイレーツの桑田真澄(何れも当時)以来、今回が2度目であると紹介。

前回メジャーで対戦した2人の同窓生が、「全国優勝7回でプロ野球に80人以上の選手を輩出している野球の名門校・PL学園出身だった」と伝えた。

それ対し、大谷と菊池が卒業した花巻東高校は「全国制覇を果たした高校がない東北地方にあり」、「全国各地からリクルートしてくる強豪校とは異なり、岩手の選手のみである」と説明。

さらに記事では、野球部員が寮生活を送る花巻東高校では、投手がトイレ掃除を分担するエピソードが紹介されている。

「オオタニはキクチが高校3年間の最初の1年でつけた背番号17を継承した(オオタニは現在エンゼルスでも背番号17を着ている)。

さらに彼はトイレ掃除の仕事も継承した」と、メジャーという夢舞台に立った花巻東高校出身投手の系譜が端的に記述され、次のように締め括られている。

「この土曜の試合はスタートに過ぎない。エンゼルスとマリナーズは同地区であり、今後のシーズンで彼らは何度となく対戦することになるはずだし、他にも岩手から強肩投手が誕生するかもしれない。

日本の東海岸の近くには大船渡という高校がある。4月に同校のスター投手である佐々木朗希が101マイル(163キロ)をマークしたのである」。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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