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野球 コラム 2019年6月9日

立命館、投打ともに戦力が揃い悲願の初優勝を目指す。全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 立命スポーツ編集局
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6月10日(月)より、神宮球場、東京ドームにて、第68回全日本学生野球選手権が開催される。大学野球日本一を決める大会には全国より27校が出場し、トーナメントにより優勝を争う。

関西学生リーグを昨春以来に制し、2年連続でこの大会への出場をつかんだ立命館大学。昨年は辰己(現・東北楽天)というスター選手を擁したものの、2回戦で国際武道大学に完封負けを喫する悔しい結果となった。

この大会への出場は今回で19回目となるが、ここまでいまだ優勝はない。悲願の初優勝をめざし、この大会に挑む。

昨年までチームを支えてきた辰己、山上(現・日本新薬)という投打の柱が抜けた今季。新たなチームの柱に育ったのが今季からエースを務める坂本裕哉(文4)だ。

昨年のリーグ戦でも、2戦目の先発を任せられていた投手だが、7回100球に近づくと突如崩れ出すことが多く、安定感を欠いていた。ところが今季は一変。

京都大学戦でリーグ戦初完封を挙げると、近畿大学との首位攻防戦第1戦においても完封勝利を挙げるなど、7回100球の課題を克服したところを見せつける投球。

今季の成績、5勝、防御率0.84は共にリーグトップの数字。エースの名にふさわしい信頼感抜群の投手へと育った。

最速148キロを投げ、制球力も高い左腕だけあってプロからの注目度も高く、全日本においても注目を集めるだろう。

昨年の全日本では、2回戦の国際武道大戦に先発。6回まで無失点に抑えたものの、7回に球数が100球に近づくと崩れ、2失点を喫し敗戦投手となった。7回100球の課題を克服した今季はリベンジに燃える。

一方、打の中心を担う選手が大本拓海(文4)だ。今季は4番、捕手、主将という3つの大役を担いプレーしており、力のある打撃が売りの選手である。

リーグ戦ではホームランこそなかったが、リーグ10位の打率.302を記録。ベストナインも受賞するなど素晴らしい成績を残した。

また、今季の立命館のチーム防御率は1.02でリーグトップであるように、リード面での貢献度も非常に高い。全日本でも攻守の柱としてチームを支える。

また、今季ブレークを果たしたのが、遊撃を守る池上颯(文2)だ。元々守備を売りにしている選手であり、守備から出場機会をつかむとオープン戦で結果を残し、メンバー入りをつかんだ。

守備を期待されていた選手だけあって、打順は8番を任されていたが、リーグ戦では打撃面でも活躍を見せ、リーグ戦の打率は.400を記録し首位打者のタイトルを獲得した。

池上が8番でポイントゲッターとして活躍することにより、今季の打線はどこからでも点を取ることができる強力打線となっている。

上記の3人以外でも、最速151キロを誇り、2回戦での先発が予想される有村や(文3)やリーグ戦で3本ものホームランを放った長打力が売りの百田(産3)、チャンスに強い打撃が持ち味の橋本和(産3)など、活躍が期待される選手の多い立命館。

投打ともに戦力がそろっている今季。悲願の初優勝へ向け、舞台は整っている。

立命館の初戦の対戦相手は、首都大学野球連盟覇者の東海大学。全日本には38回目の出場で、過去4度優勝を経験している名門である。今季の中心選手は最速151キロのエース・原田泰成投手と強肩強打の海野隆司捕手だ。

特に海野のスローイングやリード、キャッチングなどの守備面は昨年の大学JAPANの合宿でともにプレーした大本が、1番印象に残ったと語るほどのものであり、要警戒の選手である。

立命館大学と東海大学の試合は、6月11日(火)午前9:00 から、J SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文/写真:橋本拓真(立命スポーツ)

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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