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野球 コラム 2019年5月14日

【広島好き】平成最後のホームランボールの意外な行方

野球好きコラム by 大井 智保子
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令和の時代がはじまって半月が経過し、カープは嬉しい貯金生活が再びはじまった。ゴールデンウィーク、平成と令和の時代を挟みながらの12連戦では6勝5敗1分と、勝ち越すことに成功。

「鯉のぼりの季節まで」と、過去に言われ続けていたカープとはやはり違う。3連覇を経て、昨年よりも戦力がダウンした中で開幕からの1ヶ月を乗り越え、「鯉のぼりの季節から」と言えるほどに鯉戦士たちの頑張りが実を結び始めている。

1番大きかった穴は、もちろんタナキクマルのマル、不動の3番・丸佳浩の穴だったが、ここが固定されつつある事が大きな収穫となった。ドミニカンのサビエル・バティスタだ。

4月27日から5月12日までの15試合で、16安打と絶好調。その中で本塁打が6本、打点は12点と申し分ない活躍だ。開幕からなかなか固定できず、試行錯誤してきた3番打者がバティに決まる事で、これからの戦いが楽になっていくのは間違いない。

そんなバティは、4月30日に平成最後のホームランを打った選手だ。「令和初」のホームランは、ジャイアンツの坂本勇人。そのホームランボールについて、フィーチャーされていたのを見た方も多いのではないだろうか。

一方、平成最後のホームランボールはどこにも取り上げられていない。バティが阪神甲子園球場で8回表に打った、「平成最後」の3ランホームランボールは一体どうなったのだろうか?

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貴重なボールをゲットしていたのは、大阪にお住いのカープファン、昭和32年生まれの「アライ」雅清さんだ。残念ながら「新井さん」ではなく「荒井さん」なのだが。

ただ、このボールをキャッチしたのは荒井さんではない。荒井さんのお隣、縦縞ユニフォーム、背番号7「NISHIOKA」を背負った西岡さんだった。

ホームとビジターがも入り混じって座れるレフトスタンドらしい、カープファンと阪神ファンの組み合わせだ。

「私が取ったんですけどね、バティスタ選手のホームランやからね。カープファンの彼にあげたんや!せっかく来たんやからねぇ。阪神は勝ったし、それでええんや」と西岡さん。

「負けたけど、このボールをもらえて、来た甲斐があったわ!西岡さんにほんま感謝やわ!」と荒井さんは嬉しそうにボールを見せてくれた。

記念すべきスペシャルなボールは、スタッフに回収されることなく、平成・令和にピンと来ていなかったバティスタの手元にいくことなく、昭和・平成を生きた男たちの熱い友情の証として、荒井家に大事に持ち帰られることになった。

背番号60「MASAKIYO」。家族からの感謝のメッセージが刺繍された真っ赤な還暦祝いユニフォームを見て分かる通り、カープが大好きな荒井家で、令和も越えてずっと大切にしてもらえるこのボールも幸せだろう。

大井 智保子

大井 智保子

年間40試合以上は球場へ観戦に行く、広島県江田島市出身のカープファン(天谷世代)。「カープ女子」という言葉を世に広め、2014年にはユーキャン新語・流行語大賞でトップ10を受賞。"カープ女子神3"と呼ばれる。本業は広告代理店のOLだが、ライターとの二刀流を目指す! Twitterアカウント

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