大谷翔平がついに復帰へ。地元だけでなく敵地のメディアも注目

遂に今季の“ショウタイム”が幕を開けそうである。現地報道によると、エンジェルスは大谷翔平がデトロイトでチームに合流すると正式に発表。

早ければ同地で開催される現地7日のシリーズ初戦で、大谷は指名打者として今季初打席に立つことになる。このニュースについて、『MLB.com』は現地6日に掲載した速報記事で次のように報じている。

「ロサンゼルス・エンジェルスは、間もなく打線に強力な補強を得ることになりそうだ。ビリー・エプラーGMは月曜午後、二刀流スターのショウヘイ・オオタニは火曜にデトロイトでチームに合流すると発表した」。

球団は同地での診断後、彼が指名打者としてタイガースとのシリーズ初戦で復帰することを見込んでいる。

「ショウヘイ・オオタニは明日、デトロイトでチームに合流する」とエプラーGMは文章で発表した。「彼は明日の午後に診断されるので、我々はその時点で、彼の出場の可否について情報を更新することになる」。

今回の発表は、デトロイトでの大谷の出場を確約するものではないが、地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』は、同日付で電子版に掲載したデトロイトでの大谷のチーム合流を伝える記事の中で、次のように書いている。

「エンジェルスは、オオタニの確実な復帰への言及は避けたものの、球団側が彼の準備が万全であることをほぼ確信しないまま、彼をデトロイトに送ったとは考えにくい」。

大谷は過去2週間にわたり、春季キャンプを模した実戦形式の練習で、マイナーリーグの投手を相手に50打席以上の打撃練習を行っている。

ここ数日、彼の復帰が目前に迫りつつあると見られていた中、エンジェルスは彼が打線の中軸に復帰した時、彼がどれだけ大きな意味を持つのかについて熱心に語っていた。

「彼は（ア・リーグ）の新人王だったんだ」と外野手のコール・カルフーンはメキシコのモンテレイにて日曜の試合前に述べた。

「僕らは皆、昨年、彼に何ができるのかを目の当たりにした。今、彼は1年分の経験を積んでいるんだ。彼はこのチームを確実に助けることのできる選手だ。僕らはオオタニのような選手が復帰することに当然、胸を躍らせている」。

なお、大谷の復帰はデトロイトでも関心事となっているようで、同地の現地紙『ザ・デトロイト・ニューズ』は電子版に「デトロイトへやって来るエンジェルスのオオタニはタイガース戦で復帰の可能性も」とのヘッドラインを掲載。

上記の『オレンジカウンティ・レジスター』の記事を転載する形で当地での大谷復帰の可能性を報じた。

どうやら、大谷はデトロイトの夜空に今季初めての快音を響かせることになりそうである。