大谷翔平、復帰は早くても来週火曜日以降

『MLB.com』の伝えるところによると、大谷翔平の復帰は現地4日から始まるメキシコシリーズ後になる見通しとなったようである。

同サイトでエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者が現地30日の夕刻に報じた速報記事によると、オースマス監督は大谷をメキシコに帯同しないと明言。以下、くだんの記事の抜粋である。

「ショウヘイ・オオタニは、今週末の土曜と日曜にモンテレイで開催されるアストロズとのメキシコシリーズでエンジェルスに同行しないこととなる。

これにより指名打者としての復帰は最も早くて来週火曜のデトロイトでの試合になると、この火曜にブラッド・オースマス監督は述べた」。

昨年10月1日にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、先週水曜から実戦形式の練習に参加しており、月曜には左腕の投手と5打席に渡り対戦している。

しかし、火曜は投手と対戦せず、彼が今週末に負傷者リストから外れることはなくなった。

「我々には彼をメキシコに連れて行くプランはない」とオースマス監督。「彼には単にもっと（実戦練習での）打席数が必要だ」。

大谷は、復帰前におよそ40打席ほどの実戦練習が必要になると見られており、これまで20打席をこなしてきた。

エンジェルスは大谷が練習過多にならないよう細心の注意を払っており、彼は最高で1日10打席までこなせるとコメントしているものの、これまでそれは実現していない。

「スタッフは医療的見地から、彼の肘に負担をかけ過ぎないよう、ゆっくりと前進させたがっている」とオースマス監督。

メキシコでの2日間のシリーズを終えると、エンジェルスはデトロイト、ボルティモア、そしてミネアポリスと、3都市へ連続して遠征することになるため、大谷の2019年初出場はエンジェルスタジアムではない、ビジターゲームになることが予想される。

しかし、オースマス監督はこれについて、スケジュール通りにこなして行かなければならないし、本拠地以外でのシーズンデビューは予定外だったと述べた。

「遠征先での復帰が彼にとって価値があるのかどうかは分からない」とオースマス監督。「我々は彼の準備が整えば復帰させる。我々は打線に彼が欲しいのだ。（復帰の判断に）遠征が必ずしも関係してくるかどうかは分からない」。