ダルビッシュ有、古巣対戦に胸を躍らす

シカゴ・カブスのダルビッシュ有が予定通り、テキサス・レンジャースとの開幕シリーズで登板する見通しとなった。

春季キャンプ終盤に発生した右手薬指マメのトラブルで、多少スケジュールにズレの生じた右腕だったが、患部も癒え、古巣対戦に意欲を燃やしているようである。

以下、現地28日付で『MLB.com』に掲載された、テキサスでのダルビッシュの様子を報じた記事の抜粋である。

「この春を通して、ユウ・ダルビッシュはレンジャースとの開幕シリーズで投げたいという希望を控え目にしようと努めてきた。

最終的な判断はカブスの監督であるジョー・マッドンに委ねられていた上、ダルビッシュの右手薬指に負ったマメがローテションのスケジュールに支障をきたす可能性もあった。

しかし、木曜午後にグローブライフ・パークのビジター用クラブハウス内にあるロッカーの前に立ったダルビッシュは、マッドンに対して遠慮をしなかった」。

ダルビッシュは好調で、薬指も順調に癒え、この土曜に彼は自身が頗る楽しみにしていた試合で先発するべく、アーリントンのマウンドに立つ。

「僕は日本で育ったけれど、同じように、僕はここでも育ったんだ」とダルビッシュ。

日本で7年間プロ野球の投手としてプレーしたダルビッシュは、2012年シーズン直前にレンジャースと契約した。

テキサスのユニフォームを着て6シーズン過ごした彼は、2017年のトレード期限前にドジャースへと移籍した。

ダルビッシュはとりわけ、エルビス・アンドラス、ルーグネッド・オドーア、ノマー・マザラ、そしてジョーイ・ギャロとの対戦を楽しみにしていると述べた。

また、レンジャースが2020年より近隣の新スタジアムへ移転することもあり、右腕はこの球場での最後の投球をエンジョイしたいとも言った。

「これは重要な意味を持っているんだ。このスタジアムには多くの歴史があり、僕はこの開幕シリーズで投げることができて本当に幸せなんだ」。

遂に“新生”ダルビッシュのシーズンが開幕する。