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◆充実のリリーフ陣、松井はオープン戦でも好調
先発の不安を補うとされるのが救援陣だ。松井裕樹は、昨季「キャリアワーストで苦しんだ」悔しさをバネに、オフも休みなく準備に勤しんだという。
「全力で守護神の座を奪いに行く」とオープン戦でも猛アピール。四球を出さないパーフェクト投球で、後ろを担う安心感を漂わせている。
ハーマンは、オープン戦の最終戦で1回5失点と不安を残したが、昨季は不調にあえいだ松井に代わって守護神を務め、22試合連続無失点も記録した。本来、安定感のあるベテランなので、心配は無用と思われる。
中継ぎ陣で、精神的支柱でもあるベテラン青山浩二は、オープン戦から好調をキープ。昨季はチーム最多の26ホールドで支えたが、通算600試合があと48試合と迫っている。シーズンを通じての活躍で、偉業達成の瞬間を心待ちにしたい。
同じく昨季、右肘のクリーニング手術を受け、今季の復活に期待が高まるのが、森原康平だ。今月は侍ジャパンにも選出され、メキシコ打線を相手に圧巻の三者凡退劇も披露。精緻なコントロールと“大魔神”佐々木主浩氏も絶賛したフォークを武器にブレイクを予感させる。
他にも、森原と同期ですでに人気実力ともにブレイクした3年目の高梨雄平、昨季は大不信に陥り今季の復活を誓う鉄人・福山博之、故郷の台湾遠征で見事に活躍をみせた宋 家豪らも、オープン戦で継続して結果を残しているのは心強い。また、新外国人ブセニッツも、順応性をみせている様子だ。
開幕直前になると各方面で躍るシーズン順位予想では、大多数の専門家が楽天をBクラス入りとみた。則本の離脱は要因として大きい。
だが、それだけに投手陣の「やってやる」という気持ちの強さは感じられる。則本の離脱について尋ねた時、福井は「チームとしても痛いけれど、本人が一番悔しいはず」。
「それでも、自分を含めて他の投手がやることは変わらない。一人ひとりが自分の仕事をしていけば、則本の分までがんばれると思います」と静かに闘志を燃やしていた。
野村克也氏も言っていた。「予想で難しいのは、経済、天気、それから野球」。予想どおりに行かないからこそ、野球は面白いというもの。昨季の悔しさを晴らすシーズンが始まる。
松山 ようこ
フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo
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